人を呪うもエゴのうち
かみじょー
プロローグ
お前、あの祠を壊したのか……?
最近よく見かけるネットミーム。
王道だけれど、全オタク好きな展開。
いや、全は言い過ぎかも。
ともかく僕は好きな展開。
その広まりは凄まじく、ついには有名声優までもが乗っかる始末。
ありがとうございます、今日もとても声が良いです。
何気なくタイムラインを眺めていたら、ふと目に止まった呟き。
僕は投稿が流れてしまわないように、急いでいいねを押した。
最近は見たいと思った投稿ほどすぐに流れてしまうから良くない。
何となく早くなる鼓動を無視しつつ、自分のいいね欄を開く。
やはり、見間違いではないようだ。
かつて同じ高校に通っていた、ひとつ年上の彼女がそこにはいた。
『お祓いなら絶対この人!他の人ではどうにもならなくて、困っていた時に出会いました。本物です!』などという怪しい文言と共に。
とはいえ、学生時代に話したことがあるのはたったの一度だけ。
その一度が、とてつもなく衝撃だった訳だけれども。
『気になる方は紹介します。お気軽にDMまで✋』
僕の指は震えつつも迷いは無かった。
『突然のDM失礼します。僕は……』
人を呪うもエゴのうち かみじょー @mashingan_
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。人を呪うもエゴのうちの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます