レンタルメイドさんレンタルしてみたけど・・・(ー ー;)

猫野 尻尾

第1話:レンタルメイド。

いきなりだけどずっと彼女がいない俺・・・だから彼女が欲しい。


女の子なら女子高生から、女子大生にOLさん、年上のおネエさん、人妻に

メイドさんに看護士さん、果てはエルフに天使に小悪魔、およそ女子と呼ばれる

異性は架空の人物であろうが全部好き・・・ああ、人妻は不倫になるからダメか・・・だけどこのさい人妻でも相手さえオッケーなら選り好みはよそう。

女性なら、子供とおばちゃん以外は全面的に受け入れようと思ってる。


ちまたにはレンタル彼女なんていたれりな代行サービスがある。

いっそのことレンタルな彼女さんでも来てもらおうかなって思ったりした。


そんな折、自宅に出張して来てくれるメイドさんがいるって話を会社の伊藤さん

から聞いた。

メイドさんって言ってもメイドカフェにいるメイドさんが出張して来て

くれるようなものって思えばいいのだろうか?。


俺はメイドカフェすら行ったことがない。

だからメイドもどきでもいいから家に来てくれたらいいよな。


なにをしてくれるのか知らないけどが僕んちに来てコーヒー入れてくれたり

料理なんかも作ってくれて萌え萌え〜って言いながら一緒の時間を共有して

くれたらいいよな。

時間制限あるだろうけどそれだけでも楽しそう、めちゃ興味惹かれる。

女の子もナンパできない性分だから、なおさら興味を惹かれた。


僕の名前は「竹内 正一郎たけうち しょうたろう」23歳・・・精密機械の

部品を精製してる会社に勤めている。

でも会社は男だらけ、女性も数人いるけど、みんな50過ぎのおばちゃんばかり。

だからもう何年も彼女がいないから干からびてしまいそう。

チンチンだって、ひとりでする時以外使ってない。

寂しい思いをさせてるから、ぜひとも可愛い女の子をあてがってやりたい。


そんなだからレンタルメイドさんに来て欲しいって願望がめちゃ強くなって行った。


そして、それが起こったのはある土曜日の昼前だった。

俺のスマホに誰か知らない番号から電話がかかってきた。


「はい・・・もしもし・・・竹内ですけど・・・」


「あ、私・・・レンタルメイドサービス「フェアリーテール」の愛川 メイサ

って言います」


「え?レンタルメイド?」


「竹内さん・・・フェアリーテールのレンタルサイトに登録なさいましたよね」


「え?知りませんけど・・・」


「そんなことないですぅ・・・登録なさって私を指名してくだってますけどぉ」


「え〜何かの間違いじゃないの?」


「間違いじゃありません・・・私、今日のご指定だったから竹内さんちに

お伺いしようと思ったんですけどぉ・・・お宅の場所がいまいち分からなくて・・・今、公園寺前駅にいるんです」

「あの、迎えに来てくれませんか?」


「迎えに?・・・行くんですか?・・・俺の方から?」


「お願いします・・・私もう疲れちゃって・・・」


「登録した覚えないけど・・・まあいいです、とにかく駅まで行きますから」

「待っててください」


「よろしくお願いしますぅ」


てなわけで、身に覚えのないレンタルメイド・・・半信半疑のまま公園寺前駅まで

愛川 メイサさんを迎えに行った。


そしたらいたいた・・・駅舎入り口の横でうんこ座りしてる子・・・メイド衣装着てるからすぐ分かった。


「あの・・・愛川 メイサさん?」

「俺、竹内 正太郎ですけど・・・」


「あ、こんにちは、愛川 メイサですぅ」


つづく。


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