第21話
「なんで?」
なんで?、って言われてもな……。
乙女心を察知してくれ!!
「この体勢はつらいでしょう?ほら、私重いし……」
「重くない。むしろ、落ちないか心配してた。」
軽いとか言ってくれないのね、トホホ。
とりあえず、この体勢からどうにかしようと、私は立ち上がろうとした。
その時、さきほどの女子たちの足音が聞こえてきた。
不安定だった私の体は、案の上ヒイロの片足からすべった。
が、私の体に、衝撃は襲ってこなかった。
すべったのに、なんで?
恐々と目を開けると、
「案の上落ちそうになったね。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます