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    向日葵の咲く音がするへの応援コメント

     劇やコントでは扱いやすい音楽も、文を媒体とした小説では扱いづらいものです。しかしそこをあえて書き、果敢に挑み続ける雨虹さんの筆は、水々しくて楽しいです。
     今作は、終電に乗って造花を届けるいまを切り抜く構成になっており、回想も少ないため、真相すら夜空に溶けてしまっているようです。偽りも真実もぜんぶ混ざって、つかめなくて、そんな曖昧を面白く読みました。
     ひまわりには「偽りの愛」という花言葉もあると調べました。すると「向日葵の咲く音がする」というタイトルは「偽りの愛が咲く音がする」と言い換えられ、男性側の冷めやすい恋心を表現したものとして捉えました。また彼女が最後まで持っていた「造花のひまわり」は「偽りの偽りの愛」で要するに、本当に愛してたって素敵な熱っぽさを感じました。
     私も自分を偽ってまで生きる必要ないと感じています。学校や終活、恋愛や執筆であっても、本当の自分を大切に、世界に向き合いたいって改めて思いました。素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    秋冬さん応援コメントありがとうございます。
    とても嬉しいです。
    お互いに本当の自分を大切にしていきたいですね。
    ぜひ、また読みに来てください。