第21話
「いや、あの、」
「絲様…?」
冷や汗をたらしながらもごもごと口籠っていると、ふと後ろから知った声が聞こえてきた
安心して咄嗟に後ろを振り返るとそこに居たのは藍
驚いた顔をした藍がタッタッとこちらまで走ってきて私を見下ろす。
「藍、」
「なぜここに?危ないでしょう。」
「いや、あのネクタイ…」
「…無いと思ってたら絲様の部屋に忘れてしまっていたのですね」
申し訳ございませんでしたと言いながら頭を下げる目の前の藍だけど、何かが違う。
いつもと何かが、
「おい、藍そいつお前の知り合い?」
藍を凝視していると神のうち1人が藍に向かって声をかける。
「…ああ、お前ら絲様に何もしてないよな?」
それに答える藍。
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