ムーン・イースト/ムーン・ウェスト

【概要】

ムーン・イースト/ムーン・ウェストは両者とも、

数多くの宇宙コロニーが建設されている宇宙域。

のラグランジュ・ポイントL4 がムーン・イースト

ラグランジュ・ポイントL5 がムーン・ウェストと呼ばれている。


【ラグランジュ・ポイントについて】

ラグランジュ・ポイントとは巨大な天体(主星)とその廻りを廻る星(伴星)

がある場合、その二つの天体と比べはるかに質量が小さい物体が受ける

重力と遠心力がつり合う点で、L1からL5までの5つのポイントが有る。


その重力と遠心力のつり合う5ケ所のポイントを解析的に証明した発見者

ジョゼフ=ルイ・ラグランジュの名をとってラグランジュポイントと呼ばれて

いる。


5つのラグランジュ・ポイントのうち、L4、L5と呼ばれる

伴星の公転軌道上の2つのポイントは、物体が位置を最も安定して保持できる

ポイントであり、宇宙コロニー建設などの候補場所として着目されてきた。



【ムーン・イースト/ムーン・ウェストの説明】

主星を地球、伴星を月としたのラグランジュ・ポイントは、

地球からも比較的近く、探査機や宇宙ステーションを設置するとき、

その位置を安定させ易いため、宇宙開発初期から活用されて来た。


 のL4とL5には宇宙コロニーが多数建設されて、

L4はムーン・イースト、L5はムーン・ウェストと呼ばれるコロニー群

となっている。これらのラグランジュ・ポイントを含めて、

『地球圏』と呼ばれておりSG3が隕石防衛を管轄する範囲となっている。


月とムーン・イースト/ムーン・ウェストの両宇宙域の間には

多くの定期運航する旅客船や、輸送船が有り、人の移動や物資の流通が

盛んではある。


しかし月のバックサイドと同じように、ムーン・イースト/ウェスト

のコロニー内で生まれ育った人は、地球を直に見るチャンスは少なく、

コロニー間を移動するために連絡艇などの宇宙機に乗ったときしか、

地球を直に目にすることは無い。


このため月に暮らす人々と、コロニーで生まれ育った人々の間には

生活習慣や文化の違いも有り、同じ地球圏と言っても人々の考え方は

大きく異なっている。

------------------------------------------------------------------------------------

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る