第20話

その背を夢中で抱きしめながら口づけると、夏耶は佐吉の首に自分の腕をまきつけ 、大胆にするりと舌を口の中へ滑り込ませて来た。



佐吉が激しく夏耶の舌を吸った 。


未知の経験に体をふるわせながら夢中で口づけた。


何度も口づけていると、やがて夏耶の手に導かれ掌に胸の膨らみを感じた。


とても柔らかく佐吉は夏耶の襟元を少し乱暴に開く、夏耶は躯を振るわせていた。


手加減がわからず佐吉は膨らみを強く掴んだ。





「あっ…」





ぎこちなく佐吉の手が膨らみを揉むと勃った突起が誘うように揺らいだ。



「はぁ…」




慣れない手つきで帯を解こうとしていると、夏耶は介添えをした。


佐吉は驚いて夏耶を見つめた。


上半身が露わになり佐吉は首筋に口づける。



胸元に顔を近づけそっと、乳首を口に含んだ。


その瞬間 、夏耶の躯がぴくんと震えた 。


佐吉は今まで経験したことない感覚が突き上げてきた。


両腿をこすり合わせるように夏耶が腰を揺らし、そのまま腰を浮かせ、向き合う佐吉の腿を跨ぐように乗り上げてきた。


互いの腰が重なるような大胆な格好に、驚いた。

夏耶の胸から顔をはなすと、唇を重ねられた。



「あなたも…」




笑うように言いながら夏耶は佐吉の襟に手をかけてくる、開いた胸は逞しくとは言えないが引き締まっている。

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