第18話

「ん、惜しいね〜。3pは夜な夜なじゃなくて結構さっきまでしてた。昨日の夜は俺だけの時間〜」




ハルカは正座から立ち上がってゴミ箱まで歩いて行ったかと思いきや、手に持っていたタバコの箱をぐしゃりと潰してゴミ箱に捨てながら自慢気な声を出した




ぱっと見、あのタバコまだ中身結構入ってそうだったのに勿体無いことをするもんだ




「お前、スウェットで推理するとか目ざとすぎんだろ」



ハルカに続くようにタバコの箱をぐしゃりと握り潰したランは、はんっと笑いながら潰した箱をゴミ箱の近くにいるハルカに向かって投げる。




それをパシっと見事にキャッチしたハルカが、ランのタバコもポイッとゴミ箱に投げ入れた。





「推理ってほどじゃないでしょ。ピンクのスウェット着るのなんてハルカしか居ないし、ハルカが今着てるやつはランの愛用してるやつじゃん。俺だけじゃなくてユイトも気づいてたと思うけど」




不機嫌そうに立ち上がったカナタはハルカと同じくゴミ箱の前まで行って、これまたタバコの箱をぐしゃりと潰して捨てつつ「てかお前がランのスウェット着てる意味はわかんないけどね。なんの趣味?キモ」なんて毒舌を吐いていた

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