第2話

リビングのソファで脚を組みながらふんぞりかえっている30代の男性



名前を小鳥遊咲夜タカナシサクヤと言う。


何を隠そう、このサクヤさんは私の義父である。



なぜサクヤさんがここ92番街に出向くことになったかと言えばほんの数時間前に遡る。



.

.

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「…あ"?お前男いんのかよ」



盛大な3pが終わりをむかえ、くたっと倒れ込んでゼーハーと息をする私を横目にランが勝手に私のスマホをいじっていたかと思えばそんなことを言い出した




「は?なにそれ、俺聞いてねぇんだけど」



私の頭を撫で撫でと撫でながらベッドにうつ伏せで頬杖をついていたハルカはベッドから飛び降りてランの手元にある私のスマホを覗き込んだ



なにそれと言われても私だって聞いていない話だ


こちらこそ、なにそれ。



男ってどういうこと?彼氏?



そもそも友達がほとんどいない私のスマホに連絡を寄越してくるなんてたかが知れている

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