第2話 「学校」から抜け出す

 結局、思い出は学校のことをテーマにするしかないのかもしれない。家で過ごすよりも、学校で過ごす時間が多かったのもあるかもしれない。

 自分は疲れやすい体質である。高校2年生で精神科を受診するようになってから服薬もしている。

薬の影響か、保健室に通ってベッドの上にいる時間も増えたのもあるかもしれない。

 学校外のこともテーマにして文章を書きたい。


 近くのクレープ屋に一人で行くのには勇気がいる。高校生とかに見られると恥ずかしい気分になる。近くに高校があるので、ふらっと立ち寄れる環境ではない。でも、食欲はある。クレープを食べたい。自転車で行くと、近いのだが、その場で食べないといけない。歩くのは遠すぎる。1キロ歩くのも歩けない距離ではないが、エネルギーを使う。


 駅に自転車で行くことがあるのだが、無料の駐輪場だったときがうれしい。駅との距離が近いところだったときも嬉しい。駅から駐輪場まで離れていると思うこともある。自分の文章がマンネリ化したので新しいネタを仕入れたい。


海に行くと、落ち着く。波をみるのも好きだ。なぜか爽快感がある。疲れたときは電車を使って海に行く。


 苦手なものがある。掃除機の音だ。実家にいるとき、親が朝から掃除機をかける。静かなものに交換してくれるとうれしい。部屋を掃除することが重要ではあるが、うるさい音は苦手である。

動くのが苦手で、惰性で勉強をすることもある。なんとなくでやっている。朝、起きて、布団を干すのはあまりしない。体が丈夫ではないのか、すぐ横になりたくなる。

 

 偽物の読書家である。一応、大学時代、メモを取ったり、本を読んでいるキャラを演じていた。実際は違う。そういった形をとっていたのだ。なぜそんなことをするのか。本には興味があるが、読み通した本は、たったの1%くらいだ。なかなか、内容を咀嚼するのに時間がかかる。自分の解像度は高くないと思う。だから、読んでいるふりをしているだけだ。それを周りは「あの人は本が好きだ。」と勘違いしているのだ。

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