狼男の日常
狼男
第1話 自分の考え
大学時代に人ときちんと会話するまで、難しいことを難しく理解するのが勉強だと思っていた。
抽象的なものをそのまま理解できない自分は頭が良くないと思っていた。
しかし、大学で勉強すると、噛み砕いて物事を説明してくれる教授に出会えた。そこで、自分の中で価値観が変わった。学ぶことは暗記だけかと思っていたが、理解を伴って誰かにわかりやすく説明できることが重要なのだと気づいた。
受験勉強が終わってから、気づくのには遅すぎた。わかりやすい伝えること、コミュニケーションをとることが苦手だ。
例えば、対人関係トラブルが起きるとする。どういったことが起きたのか、誰に相談すれば良いのか、とう冷静に考えるのが難しい。物事が複雑で整理するのが苦手だ。コミュニケーションが苦手なものだから、会話もうまく続かない。
発達障がいを意識しなくても、コミュ障ということを認識させられる。余計な一言で相手を傷つけてしまうこともある。自分のことを振り返ってみると、コミュニケーションという問題に早く向き合うのが大事だと思った。社会で適応するには、いじめを回避したり、いかにパワハラのターゲットにされないかうまく立ち回る必要がある。高校生のときは、うまく人と会話しなかった。社会性を育むプログラムが用意されていたのだが、自分で機会を摘んでしまった。自分は変わり者だ。だからこそ、こうして文章をひたすら打っている。対人関係でトラブルを起こすと、それがトラウマになってしまうこともある。
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