☆ ダーリンは魔法使い ☆。

猫野 尻尾

第1話:柑菜さんは魔法使いだって人にナンパされる。

いたらない箇所が多々あったので新たに再編集しました。

もし1万文字以内に収まったらカクヨムコン短編に応募するかもしれません。



私の名前は「是和伊 柑菜これわい かんな」現在22歳・OL

身長は158センチ。

髪はショートのブラウン系。

痩せてもなく太ってもなく、よく食べる方だけどダイエットには無縁。


で、お仕事は大手外資系の会社に勤務・・・。

仕事はディスクワーク、書類整理とかその他雑用。

本当はマーケティング企画希望だったんだけど定員オーバーで雑用に回された。


私は自分で言うのもはなはだしいけど男なら誰しも放っては置かないであろう

美貌を持ってる・・・なんちゃって。

大学時代は以外とモテたんですよ、これでも。


恋愛には無頓着、男性にはまるっきり興味なし、興味なしって訳じゃないけど

いなきゃいけないって依存性はない。

だから、付き合ってる彼氏は今はいません。


で、両親と三人暮らし。

会社へは、原付スクーターで実家から通ってる。

今のところ原付が私を会社まで送ってくれる可愛い彼氏。


お父さんの名前は「是和伊 勘太郎これわい かんたろう

お母さんの名前は「是和伊 伊代これわい いよ


上司のセクハラを除いては、まあまあ充実した生活と優しい両親に恵まれて

平凡を生きてる。


だから私はきっと大恋愛とかじゃなくて誰かの紹介で普通にいる真面目そうな

男性と知り合ってソツのない結婚をするんだろうなって漠然と思ってたの。


でも私の生活が大きく変わったのは会社がお休みの日だった。


私は、その日カフェで大学時代の同僚、伊奈ちゃん「御手洗 伊奈みたらい いな」ちゃんと待ち合わせをしていて伊奈ちゃんより一足先にカフェに着いた

私は、先に紅茶を注文した。


窓の外を眺めながら、伊奈ちゃんが来るのを待ってると私のテーブルの向かいの

席に、誰かがすっと座った気配がしたの。

伊奈ちゃんじゃないのは、すぐ分かった。

伊奈ちゃんなら席に座る前に声をかけてくれるはずだから・・・。


じゃ〜誰?と思って見ると知らない男の人が、ニコニコ笑いながら私を見ていたの。

年の頃なら私とそう変わらなそうな痩せ型のそこそこイケメン男子。

いやいや、そこそこって言うのは低めに見てね。

だから、ちょっと見とれちゃおうかなってくらいの綺麗な顔立ちの男性だった。


だけどその男性見た目が変わってたの、普通の男性なんだけどピュコンンって

上に向いて立ってる耳らしきモノが頭の白い髪の頭の上に付いてたの。

え?つけ耳?コスプレってその時は思ったのね。


そしてキラキラした瞳で、まっすぐ私を見てる。

見つめられると、つい目を伏せてしまいそうになる・・・。


「ねえ、君・・・今、お一人?」


「え?・・・あの・・・待ち合わせしてるんですけど、なにか?」


「君?、お名前は?・・・」


「なんで見ず知らずの人に名前、教えなくちゃいけないんですか」


「うん、ま・・・正しい・・・」

「ところで・・・いきなりで驚かれると思いますけど、よかったら私と

お付き合いしていただけませんか?」


「は?・・・何言ってるんですか?・・・いきなり」


「ですから、私とお付き合いを・・・」


「あなた、どうかしてますよ」

「ナンパですか?、それもわざわざカフェにまで入ってきて?」


「ナンパ?・・・私はそのようなものではありません」


「私の名前は「光兎 ライト」光る兎って書いて、ライトって言います。

「魔法使いやってます」


(ま、まほう?・・・つかい?・・・ですって?)


「私をからかってます?」


私のイメージだと、いでたちからして魔法使いとは程遠い。

たしかに超イケメンだけど、どこかの執事みたいに真っ黒な上下の洋服を着てて

逆に髪の色だけ真っ白で、肩くらいまでのロン毛?

なんか上にぴょこんって伸びた右側の耳に青いピアスなんかしてるのが見えた。


「今、魔法使いって言いました?」


「そうですよ・・・柑菜さん・・・何か?」


つづく。


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