残された時間

 余談から入ります。

 このエッセイのタイトル「この季節に〜」ですが、ちょっと引っかかるなあ、としばらく思ってました。

 それで夕べやっと思い出したのですが、歌野晶午の有名作「葉桜の季節に君を想うということ」に言葉が近いからですね。

 まだ読んでいない人がいるでしょうから、内容には触れませんが、あれで僕は叙述トリックに目覚めました。

 頭にストーリーの映像を浮かべてしまうと、読者にたいするドSな感覚でしか書けなくなってしまうアレです。笑


 ちなみに僕の「この季節」とは、年齢的にはいい大人になった今のことを指しています。



 ところで、今回の本題です。


 えーと、僕はもうすぐあかんようなるみたいです。


 男性の平均寿命は約81歳で、中央値が84歳らしいので、50プラスアルファの僕はあと30年くらい生きる覚悟、備えをしなくてはいけない、そういう計算をしていたんですね。


 ただ最近は、同年代のデータリサーチで年収や貯蓄額、結婚年齢を中央値で見るようになって「そういえば」と寿命についても調べてみたわけです。


 まあ、金も続かないことだし、最近亡くなった親族で祖母が87だったので、そんなものかな、と思いました。


 が、

 が、ですよ。


 ネットニュースに、未婚男性の寿命中央値ってのが記事になってました。

 これがグッと下がって67歳だとか。


 思わず、僕の小説作品で一番多いセリフを口にしてしまいました。

「え? ちょっ……!」💦


 僕は実は未婚まっしぐらなのですが、結婚する気失せますね。


 人ごとではないどころか、ズバリそうでしょう! なんて話で、一気に早まったなあ、とさすがにびっくりしているしだいです。


 しかも、僕は左利きなのですが、左利きの人は右利きの人より平均9年も早く亡くなるそうです。

 

 まーさーにダブルパンチ。

 僕の歳前後で、憧れだったロックアーティストがどんどん亡くなっていて引いてるんですけど、もう人並みに長生きしたら、むしろ例外の域なんだなあ、と思い始めています。


 生涯通しての心拍数は限りがあって、心拍数の速い生き物なんかは死ぬのが早いらしいですね。

 それをアップテンポで演って生きてきたロッカーにあてはめたら、そら早う死ぬしかないです。

(ついでにいえば、誰が調べたのかわかりませんが詩人の平均寿命は約58歳だとか。

 こっちに自分をジャンル分けしても詰みますね。笑)

 

 あと、世間で激務とされている仕事をしていた人も早く亡くなるそうで、その筆頭が飲食業らしいです。

 まーさーに僕は、その飲食人だったわけですが。

 







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