『小説家になろう』攻略法—テンプレを書いてなんぼやで!


さて、底辺ネット小説家のみなさんなら、運転免許証と「小説家になろう」のアカウントくらいは持ってますよね?わかりますよ。


でもあそこって、ぜんぜんブクマも感想も無くて、PVはまあまあ増えるけど、本当に読まれてるか不安にならないです?かといってトップ作家たちは桁数えるのも難儀なくらいのPVや感想を稼いでる。

ボクも毎日リロードしながら「やっぱり感想もブクマも増えてねぇなあ」ってガッカリしてますから仲間ですよ。


でもね、そんな底辺なりに「小説家になろう」の攻略法でわかったことがあります。そう「なろう」の底なし沼にはまったアナタに朗報ですよ。


「なろう」には、成功へのカギがひとつあるんです。そう、それは テンプレです!はい、出ました!「テンプレ」と聞くと「オリジナルで勝負したい」とか「流行に乗りたくない」と思っちゃう人、たまにいますけどね(ボクも!)、はっきり言わせてもらいます。


「なろうはな、テンプレの聖地やで!」ってな。


今回は「テンプレを揚げろ!テンプレを擦ってなんぼやで!」っていう勢いでいきますから「テンプレテンプレうるせえ!」てならないようにね。

最初に警告したんだから我慢しようね。


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『テンプレって何?まずはその定義から』


まず「テンプレってそもそも何?」って話から入りましょうか。知らない人もいるかもだし、ここ底辺コラムだし。

テンプレート、略してテンプレ。これは「決まった型」や「お約束」っていう意味ですよね。小説の世界でいうテンプレっていうのは、「こうすれば間違いない王道展開」を指します。特に「なろう」では、このテンプレが作品の土台になっているんです。


例えば 「異世界転生もの」だったら、主人公が突然死んで、異世界で強力なスキルを手に入れて新しい冒険が始まる。この流れ、もはやテンプレ中のテンプレですよね。


でもね、擦られまくったこれが「なろう」では、今でもいつでも読者にウケるんですよ!意外かもしれませんが、「またこの展開か」と思いながらも、読者はテンプレを求めているんです。だからこそ、テンプレをちゃんと押さえつつ、その中でどうやって工夫するかが、なろう作家としての生き残り戦術になるんです。


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『なぜ「テンプレ」が求められるのか?』


なぜ「なろう」ではテンプレが求められるのか。その理由はシンプルです。「なろう」は腐るほど作品があって、くさるほど読者もいます。

なので読者は「希少なお宝発を探す」のではなく、すでに確立してる「異世界転生」や「ざまぁ系」のお約束をまず押さえた、一定のクオリティを担保された作品を安心して楽しみたい というニーズがあるんです。


たとえば、映画館に行って「アクション映画を観たい!」と思った時に、いきなりラブコメが始まったら困惑しますよね?それと同じで、「なろう」読者は「異世界転生」や「追放されたけど実は最強だった系」を観たくて、ページを開いてるわけです。


新人のぉ、無名のぉ、あなたの奇抜なアイデアは求めてないの!


つまり、テンプレートがあるからこそ安心して物語に没入できるわけっす。この構造を理解しておくことが、まず新人作家としてのスタート地点になります。ではこちらのテンプレにサインを。


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『「なろう」でウケるテンプレ最近の潮流』


さて、じゃあ具体的に「なろう」でどんなテンプレがウケるのか、最近の潮流を見ていきましょうか。


(書きやすい順)


1位. 異世界転生・異世界召喚もの

これを外しては「なろう」を語れない!昔から「普通のサラリーマンが異世界でチート級の能力を手に入れる」系が特にウケてます。新しい職場で評価されなかったスキルが、異世界で最強になる!みたいな設定が鉄板ですね。最初にテンプレやるならこれですね。頑張ってるのに社会で評価されない鬱憤を異世界で晴らしてあげましょう。


2位 追放ざまぁ系

最近の超トレンドは「追放ざまぁ」ですねぇ。主人公が無能と判断されてパーティや組織から追放されるけど、実はそれが勘違いで、後から「最強」だと判明する展開。ここでは追放された後、どうやって活躍していくかが鍵。なろう読者はとにかく「スカッとしたい!」という欲求を持っているので、主人公の逆転劇が求められます。暴れん坊将軍や、水戸黄門的な、絶対最後はスッキリが約束されてる安心感が重要です。


3位. スローライフ系

異世界でのんびり暮らすスローライフ系も、根強い人気があります。冒険に疲れた読者が、牧歌的な日常を求める傾向があって、主人公が農業したり、モンスターと一緒にのんびり暮らすという癒やし系ストーリーがウケてます。ここでは、心の癒しを提供できるかがポイントですね。

それの何が面白いんだって思うかもしれませんが、それが面白いとか面白く無いとか考えるうちは「なろう」の海を渡れません!


4位. 婚約破棄もの

「婚約破棄されたけど、実はそれが良い転機になった」みたいなテンプレも最近は大人気ですね。婚約破棄を巡るざまぁ展開が、読者の心をつかんでいます。特に昨今では女性読者が増えつつある「なろう」では、恋愛ものでもこういったテンプレが欠かせません。ある意味、いまから入るなら最も狙いやすいジャンルかもね!


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『テンプレをどう「ひねる」かが勝負』


でも、ただテンプレ通りにやっても埋もれちゃうんですよね、だってみんなテンプレだからね。ここで重要なのは、テンプレートを基礎にして、そこに 自分なりのひねりを加えることです。


例えば、「異世界転生」だと、普通は主人公がチートスキルを手に入れて強くなる。でも、そこを逆手に取って、「転生したのにスキルがしょぼい」とか、「実は全く違う職業に転生しちゃった」とか。テンプレ通りに進めつつ、そこにちょっと意外性を加えるだけで、読者に「おお、これ面白い!」と思ってもらえます。


また、「追放ざまぁ」系だと、普通は追放されてから急に強くなりますよね?でも逆に「追放された後も、しばらく冴えないまま」って展開にすると、逆に共感が生まれたりするんです。ちょっとしたギャップや意外性が、テンプレをより面白くするカギになります。


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『タイトルのつけ方もテンプレに合わせよう!』


次に、タイトルも重要な要素です。「なろう」では、タイトルが短すぎると読まれません。「え?最近短いのもウケてるよね?」だと?おい、君ここに正座しなさい!バカチーン!人気作家はなにやっても読まれるんや!底辺はまずテンプレ&ロングタイトルや!


はい、ということでぇ〜つまりちょっと説明的で長いタイトルのほうがウケます。たとえば、「俺は異世界でスローライフを送るつもりだったけど、実は最強だった件について」とか定番だね、これくらい説明しても問題ないんですよ〜。


ポイントは、読者がタイトルを見ただけで、どんな物語かを一瞬で理解できるようにすること。だから、テンプレ通りの設定をタイトルに入れて、「追放されたけど実は強い」系や「婚約破棄されたけどざまぁ」系のストーリーがバッチリわかるタイトルをつけましょう。もはやあらすじ要らねだろってレベルでOKだよ。


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結論:『テンプレに逆らうな!「なろう」はまずテンプレで勝負や!』


最後に、ボクから言いたいのはこれです。「なろう」ではテンプレに逆らうな!ってことです。初心者がよくやる「オリジナルで勝負したい」という気持ちは素晴らしいんですが、まずはテンプレを使って、読者に安心して読んでもらうことが大事です。


その上で、どうやって自分の個性を少しずつ盛り込んでいくか。これが「なろう」で成功するための最初のステップです。


あとテンプレを使うと読者は『この展開知ってる!』って安心して読んでくれるから、感想も出しやすくなるかもです。『やっぱり最強系主人公いいよね!』とか『このざまぁ展開最高!』みたいな、テンプレならではの感想が集まりやすいのが強み。だから、テンプレをうまく使って、感想を集めやすい土壌を作ることも一つの戦略なんですな。


テンプレは決して「安易な手法」じゃありません。むしろ、読者の期待に応えるプロのテクニックなんです。つまり大喜利なんですよ!わかりますよね大喜利。笑点のはあんま笑えないけど。


だからこそ、ボクたちは底辺作家はまずテンプレをちゃんと理解して、それを活用していくべきなんです。


だからみなさん、テンプレ揚げろ!テンプレ食べてなんぼやで!




余談:

ちなみにテンプレ言われ過ぎて腹たった人はわたしの書いてるギャグ小説〜

異世界知識ゼロのポンコツ女神が転生支援しながらラノベのテンプレを破壊していくギャグ小説でも読んでストレス解放してくださいませ!


普通の主婦が転生の女神として奮闘中ですが異世界知識はゼロです!

https://kakuyomu.jp/works/16818093085639790562




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