まさかの!
『何故お前がライトの従者なの?』
『ククク┅驚いたぞ!まさかライトの母御がソナタとは』
『違うわよ!あの子は捨て子で私は預かったの!
それよりお前はまだ生きてたのか┅』
『死ぬ寸前だった┅それがライトに助けられたと言う所か┅
奇妙な偶然とは言えライトと逢い覚醒するとはな┅
それと拾った娘もリアナに懐いた┅フフこれも神の差し金かな?』
『ええそうでしょうねぇ~
しかし覚醒して前の姿じゃ無いから最初は分からなかったわよ
フ~ン【セイントフェンリル】って言うのね┅
神獣から聖獣に変わったのね』
『変わったと言うより格が上がったようだ
お陰で神聖魔法と光属性魔法に聖属性が付与された
風属性は消えておらん、ヒカルに言わせれば属性は簡単に得られるらしい
アヤツは常識の上を説くのだ、だから従者となって良かったと実感してる』
森奥の湖側でドラゴンと死闘していたフェンリル【シロ】は覚醒して変化した
神獣と聖獣の違いは詳しく知らないがシロ曰く聖獣が上らしい
神獣は神からの信託が下りて行動するが聖獣は神と相互に通じ対応すると言う
神獣は神の使いっぱしりで聖獣は意思を持って星を安定させる役割のようだ
『しかしフェンリルからハーフエルフへと転生したのは創造神様の配慮か?』
『ええ!それと私の願いでもあったわ、本当はヒト族が良かったけどね、私の魂が入るにはヒト族では小さいってね
ヒト寄りのエルフって事よ』
『実に面白い!最近死期が近かったからか妙な胸騒ぎをしていたのだ、5000年近く生きて初めての感じだったが┅
それがライトとの邂逅だったとはな┅┅サリーにも会えるとは思わなかったが』
『ウフフ♪まぁ宜しくお願いするわ、リアナも喜んでる事だしね
あの子、【リル】はどう言った子なの?』
『あれは神聖皇国で拾った子だ、聖騎士達に討ち取られたダイアンウルフが我に託した子だよ
変異種で変わった魔力をしておった、オスがシルバーフェンリルだそうだ』
『そう┅フェンリル種はまだ絶滅してないのね
神獣から外されたフェンリルは只の魔物だもの随分と少なくなったとは聞いてるわ』
『時の流れは非情ゆえ致し方有るまい、神もいい加減だしな
そう言えばヒカルが怒っていたぞ、ソナタが実母でなくアフロディア様のちょっかいだと知ってケンカしておったわ!
ガッハハ!神と対等に対してる様は最早ヒト種ではないな』
『そうなの!あの子は特別なの!
だから私はライトのツガイとして生きていくと決めたの
だから私の事は知らないハーフエルフとして対応するのよ!良い?』
『承知した』
謎は深まるばかりだ、5000年も生きたシロと勇者パーティー仲間だったフェンリルのサリー
どんな接点があるのか?
物事は突然にいきなり始まる┅┅
「みんな揃ってるわね!
ライト!リアナ!ビックリ!ミハエル!セバス!ガンプ!アカネ!リコ!マナミ!ミレルバ!それにソランちゃん!他の皆も聞いて!
このセリーヌ・ダルトンは本日を持ってダルトン家から抜けるわ!
ダルトン家から籍を抜いて1人の平民サリーとなるの!
冒険者ギルドにも再登録したわよ
因みにC級冒険者からよぉ♪
だからダルトン家とは関係が無くなり当主ラインハルトとの婚姻も可能よ!
まぁ婚姻じゃなくて良いから愛人か妾かしら♪良いわね!」
「「「「「「「「「!┅┅┅┅┅?」」」」」」」
「あら?言い忘れたけどライトは私の実子じゃなく捨て子だったの、私とケントで一芝居して今まで騙してたのよ!
ご免なさいねぇ~リアナの事も本当は里子だから納得してね!
私は子を産んだ経験が無いのよねぇ~
どうも子を産めない体らしいの
ダ・カ・ラ!ライトの嫁とかは畏れ多いから愛人か妾で良いのよ~ウフフ♪良い?」
「母さん┅┅」
「母さんじゃないでしょ!サリーでしょ!親子じゃ無いのよ!
セバス?アナタは納得するでしょ?ウフフ♪」
「┅┅はぁ~私はその事を知っておりましたが┅奥様がそうお決めならそれに従いますぞ!
奥様のライト坊への愛情は母以上否!恋する女性の様でしたから┅┅念願でしょうか?┅」
「母さんがそうなら私は賛成!
だってライトが安らぐ相手が増えるんでしょ?
母さん否!サリーなら私も落ち着くわ♪」
「奥様じゃ無いサリーさんなら文句の付けようが無いわね!
ライトの事を一番分かってるし愛してるでしょ?
魔法も私より上級者だもん、教えて欲しいわ♪」
はぁ~リアナとビアンカはそうなるよねぇ~セバス!お前もか!
アカネ達はなんのこっちゃ?だろう┅┅分かって無いし
ミレルバとソランちゃんは驚きと納得に必死なようだ
でも貴族では珠に有る事だと理解してるのはビックリだよ
貴族では当主が死んで未亡人と後継ぎとの婚姻とかあるらしい┅
同族結婚は王族や貴族では黙して語らずの事案らしい┅┅
シロ、ミル、リリが新しい家族として受け入れられ賑やかだ
シロは覚醒して人語を話せる様になった
リルも覚醒してシルバーフェンリルから【ゴッドフェンリル】神獣となってアフロディアの加護を受けた
リリが良くわからない┅┅
まだ赤ちゃんとあって俺だけと念話できるが成長したら話せる様になるとアフロディアは言ってた
教えてくれないんだよなぁ┅
ピクシードラゴンは神獣だが謎が多いドラゴン だが?
リリは見た目がドラゴンではなく別種みたいに思える
どうもこれはリリだけで他は普通にドラゴン形体らしい┅
ピクシードラゴンはフサフサはなくてトカゲみたいに無毛、そして口ばしは尖り鋭利な刃物だそうだ
ワイバーンを小さく小さくした姿に似てると言ってた
では?この子は?┅┅謎だ
シロは小型化してリルより少し大きいサイズで家の中を歩いてる
リリは伸び伸びと飛び回り好物のフルーツにべちゃ!と張り付いてる┅┅┅残念!
リルは一番人気でソファーでモフられてる┅┅リアナさんや?
蕩ける顔がだらしない!顔が!
騒ぎの張本人サリーさんはかつての屋敷から引っ越して来て俺の隣の部屋に住み着いた
いつもハダカって┅┅裸族かよ!
エロエロ攻撃は日増しに過激で隙を見つけてはベッドに潜り込むんだよ┅┅スッポンポンでだ!
そして段々若く成ってる┅
古い屋敷は領主館として改装されリアナとソランにビアンカが正妻として住む事になった
城はミレルバが側室筆頭でアカネ、リコ、マナミと連なる
母さんことサリーはフリーの立ち位置で愛人でも妾でも無い
いわゆる居候扱いの冒険者?だとか┅
まだ関係してない段階だからだそうです!もう嫌っ!
面白いのは俺の住まいは城となるらしく領主館は奥の院併用扱い
だからか?俺専用部屋は城にしか作れないそうだ
遠方の来賓とか宿泊は執務館にお泊まり頂く
大きな執務室があってそこで領主の仕事をするんだと?┅┅
なんか変だが仕事は主に代官所でしかやらないから良いけど
この領主館と城の周りには薬草畑や野菜畑が広がってる
ガンプ爺が管理して作業ゴーレムが働いてる
何故なら秘密の薬草が多く野菜も公けには出来ない品々だからね
薬草はリアナとビアンカがオーストンダンジョンから採取して来た珍しいのや俺が森奥から採取したのとかを植えてる
オーストンダンジョンはまだ未踏破ダンジョンで現在52階層まで
恐らく最下層は80階層だろうと予想されてる
町の反対側のオースダンジョンは現在40階層まで
領境のリバルダンジョンは35階層止まりと全部のダンジョンが全容解明には至ってない
「ライト?アカネちゃん達にパーティーとしてダンジョン経験したが良いわよ
私達嫁組でパーティーを2つ作れるからね
訓練はダンジョン攻略との交互って事で良いんじゃない?」
「そうだな┅アカネ達はもっとレベルアップして欲しいからな
ソランちゃんもだ、リアナ達には最下層攻略してダンジョンマスターになって欲しい」
「アカネちゃん達勇者組とソランちゃんで4人、私とビアンカにミレルバと母さんで4人よ」
「やっぱ母さんって言うよね?
はぁ~サリーって呼びづらいよ」
「アハハ♪でもパーティーでの時はサリー!とか叫んでるわよ
母さんって出るけどサリー!って言うと喜ぶのよねぇ~
時間の問題かな」
「そんなもんかな┅┅」
ほいで!ダンジョンと通常訓練で鍛えて能力アップ
珠にギルドのクエストをこなす
C級以上だから依頼は珠にで良いからねぇ~
ソランちゃんはまだF級だから
シロと男爵家から来てる専属侍女さんと一緒に常設依頼の薬草採取とホーンラビットにスライム狩りだよ
ダルトン家は基本使用人でも戦闘員と見なし訓練をさせてる
男爵家から来たメイド達は否応なしに参加だ
可哀想だがこれも自分の為と頑張ってる┅┅だが夕方頃はボロボロで恥も無くハダカになって風呂場へ飛び込む
総勢18人の若い裸体は壮観だ!
えっと使用人専用風呂だよ~♪
ちょくちょく覗いてます!
ガンプ爺と┅┅┅好きだね~
このメイドさん達の中に魔法素質十分の子が3人もいた
そして他にも手先が器用な子が5人!
勿体ないからその5人はガンプ爺に預ける事にして魔法契約もして貰い働いてる
しかし訓練は合同だ!基礎体力訓練と魔力循環訓練は全員が受ける
これ迄働いてる使用人は前からずっと訓練や鍛練をした強者達
料理人達は泥棒とかを簡単に倒せるし魔物も狩れる迄になってる
ダンルト家とは武道の家柄だと誰もが認知してるから~♪
「私達3人共まだ初夜を迎えて無いけどどうして?」
「ヒカ┅ライトに考えが有るみたいよ、私達がレベル50になってからが良いらしいの」
「私はもう53よ?私だけでも良くなぁい~!」
「抜け駆けは嫌ですぅ~
リコさんだけ経験したらおかしくなりますよぉ~」
「それと私達の覚悟を見たいんじゃないかな?」
「なによそれ?」
「覚悟は決まってますよぉ!」
「そうじゃ無くてこの世界で生きる覚悟よ、ライトに頼りっきりでこのまま嫁さんでいるより私達が生きる為の目標と言うかするべき事を持ってるか?よ」
「それは考えてなかったよ┅
だってライトちゃんの嫁で充分じゃない!その内子供とか出来て育てて年老いて死ぬだけよ」
「う~それはなんとも寂しいですぅ!只の女って感じで!
自分が出来る事に夢中になりたいですからぁ!」
「私はこっちで魔法とか武術とか身に付けて地球の時とは違う生きる事に気がついたの
こっちは命が軽いでしょ?
魔物とか盗賊とかに何時殺されてもおかしくない世界よ?
冒険者家業ってそんなでしょ?
こんなに緊張する毎日なんて地球では無かったわ
そりゃ嫁さんでのんびりしてるのも良いけどそれだけってのは嫌!
サリーさんを見てそう思うのよ
彼女はずっとお嫁さんで屋敷に籠り子を育て旦那さんのお手伝いだったのよ?
それが今は冒険者になって生き生きとしてる
これは何故なの?そう考えたら自分のする事は望む事を叶える事だと思ったの
私の望む事┅┅それは自由よ!」
「今でも自由でしょ?なに言ってるの?」
「えっとね?自由ってのはこの世界を自由に歩き回りたいの
死ぬかも知れないけど色んな所へ旅して異世界を実感したいの」
「それは私も思いました!せっかくこの世界に生きるなら見て見たいと┅」
「あのね?凄く危険なの!旅の途中で死ぬかも?が何度も起きるのよ?魔物もその辺のヨワッチイのばかりじゃ無いの!
ヒトとかも変なのが沢山!
冒険者だっておかしなのがいっぱいなの!
なんでそんな危険を欲しがるかな?」
「だから強くなって訓練してレベルアップして負けない様になるの!ライトを見た?
あれは規格外の化物よ!
彼と一緒なら安心かも知れない
でもそれは嫌よ!責めて彼に近付きたいじゃ無い
死ぬ時にこの世界に来て良かったと思いたいのよ┅┅」
「生きる意味かぁ┅なんだろね?」
「アイディンティティとマイセルフですか?」
「存在意義と生き甲斐がハッキリしてたら楽しいでしょ?」
「ヒカルちゃん┅ライトちゃんの嫁が答えで良いじゃん!」
「それってパラサイトですぅ!」
「ええい!コヤツはなんで英語なの!普通に喋れぇ!」
「アハハハ♪マナミちゃんは面倒だと英語に頼るよねぇ~
そうよ?ライトにベッタリだとそう見られるわよ
それに彼にはもっと女性が集まるわ、そしたら私達の位置がどうなるかしら?ウフフ♪」
「そ、それは考えたわよ!ライトちゃんモテるし今も私達以外に4人だもん!王様だから10人とか普通なんでしょ?
そしたら┅┅」
「あのあの!メイドさんに聞いたんですぅ!
ライト、ヒカル君はそのぉ┅絶倫でなんだっけ┅ああ!称号に絶倫大王とか絶倫大帝とかですって!それになんか変な部屋を出してアッフンしてるらしいと言ってましたよぉ~」
「それね!聞いたよ!確かに絶倫大帝だってね?
それに空間部屋とかでエッチしてるんでしょ?
だから3人でも毎日アッフンして余裕だってね?
メイドさん顔を真っ赤で話してくれたよ」
「そうなの?ライトはそんななの?凄いわね!その大帝ってのは何度も大丈夫って事?」
「おお!アカネも遂に女に目覚めたか!あのね?大帝ってのは底なしですってよ、10人でもまだギンギンだって!
歴代の王様で絶倫王が3人だけで各々嫁を100人とか娶ってたって!100人よ!
それでリアナさんとか身が持たないってヨロヨロしてるらしいよ」
「「┅┅┅ゴクリ」」
「じゃあそのぉトコトンやられるのね┅┅キャア!」
「フフフン!アカネ?想像したのね?そうよあんな事やこんな事を何度もよ!もうメロメロだよねぇ~♪」
「そのぉ?何度もって気持ち良いのですか?ゴクリ┅」
「アハハハ!良すぎて気を失うでしょうね♪それにヒカルちゃんのアレは巨根らしいよ
ぶっといのをぶちこまれたらぁ~♪早く抱かれたいよぉ~♪」
「「ゴクリン┅┅はぁはぁ」」
夜は更けて行くのでした~♪
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