第25話
「私は、貴方の共犯であろう人の名前も分かっているんですよ?」
逃がさない。
惚ける事も。
言い訳も聞かない。
ーーーー誰、1人として。
ぐるりと教室内を見渡せば、顔を青ざめさせる女子が数名
。
全員が、俊也が集めた情報と一致する。
「ねぇ、岡田先輩?」
「っ、何よ!?」
「紫龍の皆さんに貴方達の事を教えたら、彼等はどう思うでしょうか?」
ふわりと微笑む。
「“彼”は、貴方を軽蔑するかもしれませんね?」
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