ふと思いついた怖い話を書いていく
鈴ケ谷 慎吾
開けてはいけない祠
「なぁなぁ、こんな話知ってるか?そうそう、最近失踪した先輩の話。あの先輩さ、開けてはいけない祠を開けちゃったらしいんだ。さぁ?どこにあるのかまでは知らないよでもうちの地域だと有名だよね〜、その祠ってさ中に人が居るらしいよ?その人が中から『助けて〜』って扉をガチャガチャしてるのそれを哀れんで鍵に触れると気づいたら格子状の扉の中に居るんだって!それで中にいた人が扉の外で笑ってるんだ。『次はお前の番だ』ってね。それで中に入った人はだんだん忘れられちゃうんだ〜。この話を聞いた人も話ごと忘れちゃうんだって!え?何で詳しいのかって?言ったでしょ?中にいた人は身代わりが来れば外に出られるんだよ?」
…?
「さ、この話はこれでお終い!早く帰ろ!」
「あれ?お前の名前って何だっけ?」
「やだなぁ…忘れちゃったの?今日公園であったんだよ?
そうだ俺は今日コイツと公園であって一緒に帰ることになったんだ。
俺は2人で家への道を歩いて行く。
祠の前を歩いた時、ふと何かが脳に引っかかった。
「なぁ、岡野?最近祠に関する話とかしたっけ?」
「いや、してないよ?気のせいじゃない?」
アイツの笑顔が妙に印象的だった…
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