記憶喪失になった男

@satogo

第1話

「うーん、ここはどこだ?」

目を覚ますと、見知らぬ場所にいた。

「一体、どうなってるんだ?家で寝てたはずなのに」

「う、頭が痛い」

手で頭を押さえながら周りを見渡す。

そうすると人影らしきみたいのが見えた。

もしかすると何か知ってるかもしれない。

声をかけるため近づいてみる。

近づいてみると、自分と同じくらいの女性と年老いた男性がいた。

二人に声をかけてみた。

「すいません、目が覚めたらここにいたので、何か知っていますか?」

二人に質問を投げかけてみたが、何も反応がない。

質問の仕方を間違えたかな。

気を取り直して、「お二人は何故こんな所に」

と聞くと、女性の方は

「私も気づいたらここにいたわ。友人と夜中まで飲んで家に着いたときに直ぐに寝たから。」

年老いた男性は

「私も家で寝てたはずだが、何故こんな所にまったくわからん。」

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