シアハニー・ランデヴから繋がる救いの物語

拙作、シアハニー・ランデヴの二次創作を、雪月さんが書いてくださいました。シアハニー・ランデヴのifルートではなく、シアハニー・ランデヴの流れと結末を汲んでくださった、五十年後の未来の物語です。

記者のジャニスが、ロザー・シェレフの悪魔と呼ばれる人物のことを取材するところから物語が始まります。悪魔が所属していたマフィアへの取材を行い、やがて、悪魔と呼ばれた彼をよく知るある老婦人と出会う……。

シアハニー・ランデヴをお読みくださった方、心を寄せてくださった方がいらっしゃったら、どうか、この物語も読んでください。どうか。どうか。お願いします。

私が書けなかった、残されたアネモネの未来が、人生がここにあります。
これは、悲劇でしか終わらせられなかったあの物語を、温かく包みこんでくださるような、救いの物語です。

雪月さん、こんなにも、シアハニー・ランデヴのことを愛してくれて、向き合ってくださって、ありがとうございます。うれしくて、うれしくて、涙が止まりませんでした。ありがとうございます。生きてきてよかったです。生まれてきてよかったです。