外伝 とある村での話

 これはシスターがアガペーを広めるための旅の途中の話。


 シスターは山間にある村に滞在していた。


「おはよう、シスターさん」


「あ、雑貨屋のおじさん、おはようございます」


「今日も良いかな?」


「アガペーですね、いつでも良いですよ」


 シスターは修道服をまくりあげ下着をつけていない下半身を露出する。


「後ろからいいかな?」


「はい、どうぞ」


 シスターは壁に手をつき、お尻を向ける。


「んほっ、あいかわらずシスターさんはすごいなぁ。俺のサイズを受け入れられるなんて。まだ若いのに」


「はい、凄く、大きいです」


「俺、シスターさんに会うまで童貞だったんだよ。俺のサイズを受け入れられる娘がいなくてさ」


「そうなんですか?お役に立てて良かったです」


「ほんとアガペー様々だよ」


「んおぉ、おじさんのアガペーを感じます」


「俺もシスターさんのアガペー、感じてるよっ」


「んほぉ、アガペーが満たされていきますっ」


「おやおや、朝から精がでますな」


 見ると他の村人たちも集まってきていた。


「みなさん、おはようございます」


「「おはよう、シスター」」


「私たちも良いですかな?」


「はい、喜んで」


「ああ、皆さんのアガペーを感じます!」


 村人たちは代わるがわるシスターとアガペーを行い、彼女の中をアガペーで満たした。

 シスターと村人たちのアガペーは夜まで続いた。


 アガペーとはなんなのか。シスターのアガペーは正しいのか。村人たちにアガペーはあるのか。

 黒い神像は漆黒に光り輝いていた。

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紅黒のアガペー 〜Sequentes dei tenebrarum〜 臥龍岡四月朔日 @nagaoka-watanuki

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