第33話 裏切り
「ザンテ、クリス、それにユーマよ! ようやってくれたの!」
そう言って笑顔で師匠とクリス先輩の背中をポンポンと叩く姉弟子殿。表情も明るく、声も弾んでいるし、本当に喜んでいるんだろう。俺たちも頑張って岩巨人というか岩人形を倒した甲斐があったというものだ。
姉弟子殿と合流した後、師匠とクリス先輩により、どうやって岩巨人を倒したのか説明を行った。クリス先輩が火魔法と水魔法を組み合わせて岩巨人に亀裂を入れて、そこに師匠の殲滅級魔法で大ダメージを与えた。本来ならばこれで終わりになると思ったのだが、何と岩巨人は岩人形の集合体だったのだ。ばらばらになった岩人形たちを俺が詠唱代行で効果百倍となる詠唱の応用を使った魔法を唱えた。その結果、すべての岩人形を倒すことができた。
そして、岩人形たちが岩巨人を模っていた原因が魔寄せの瞳なる魔道具であった可能性が高いこと、それが昨年のカロード王子の洗礼の儀で持ち込まれた可能性が高いこと、姉弟子殿を第二近衛騎士団やその背後にいる貴族や王族が狙っている可能性が高いこと、という話をした。ついでに、元第二近衛騎士団の団長であり、今回御者役として同行しているリーナスも怪しいと伝えた。姉弟子殿はそんな話を神妙な面持ちで黙って聞いていた。
「私は別に次期国王になりたいとは思っておらん。じゃが、王位継承権の争いなんぞで死ぬつもりもない。それ故、必要とあらば敵対する勢力は潰すつもりじゃ」
姉弟子殿が暫らく考えて口にした言葉がそれだった。俺は姉弟子殿の言葉に同意した。俺が姉弟子殿の立場であれば、同じ考えを持っただろう。誰だって勝手な権力争いに巻き込まれて死ぬつもりはない。それは師匠もクリス先輩も同様のようで、姉弟子殿の言葉に小さく頷いていた。
「じゃが、そのためにも私のために働いてくれる優秀な家臣が必要じゃ。その布石としてまずはザンテを現役の宮廷魔法師に復帰させ、専属の魔法師にする必要がある。此度は良い働きをしてくれた。無事に王城へと戻れば、専属の魔法師になるのは確実じゃ。皆への告知は私の十歳式で行うことになるじゃろう」
「その後は側室の護衛でございますな」
「うむ。直(じき)に懐妊の発表もあるじゃろう。私の護衛を見事にやり遂げてくれた其方らであれば、何も心配はしておらぬ。それよりも、私の家臣団を立ち上げるため、優秀な人材を集めねばならぬ。じゃが、王城内の人間は駄目じゃ。貴族や王族から息のかかった者たちばかりじゃからな」
「つまり、市井(しせい)の臣から集めよと仰るのですか?」
「しかし、一般の庶民ではいくら有能であっても、貴族たちに権力を振るわれてしまえば何もできませんぞ? せめて地方の弱小貴族たちから探すべきではございませんか?」
「うむ、そこでじゃ。私の家臣団に加わる者には王女付き特任顧問という肩書を用意するつもりじゃ。特任顧問となった者には男爵位相当の権限を与えようと考えておる。簡単に言えば名誉貴族のようなものじゃが、名誉貴族と違って、これは私の家臣団に在籍している期間のみ効力を発揮する。つまり、私が特任顧問を解任すれば権限も剥奪されるというわけじゃ。まぁ、この案を実現するには陛下と宰相とも相談が必要じゃがの……」
「ですが、殿下。与えられた権限が男爵位相当では上位貴族からの圧力には耐えられませんよ?」
「うむ、クリスの言う通りじゃ。それ故、より上位の特任参謀という肩書も考えておる。こちらは伯爵位相当の権限を与えようと考えておるが、こちらは特任顧問の中でも信用と信頼に値し、相応の実績を残した者の中から選ぶつもりじゃ。因みに、最初のひとりには……ザンテ、其方をと考えておる」
「わ、儂ですか!? 儂を殿下の参謀にされると!?」
「何を戸惑っておる、当たり前じゃろう! 其方は私の護衛役で専属の魔法師、そして将来賢者になる男じゃ。家臣団の創設にも関わるのじゃし、まさに家臣団の中核を担う存在と言えよう! そんなザンテが特任顧問という男爵位相当の権限しか持てぬというのは問題がある。少なくとも伯爵位と同等の権限を有してもらう必要があるの!」
「あはは、よかったですね、お師匠様。先代のダンサ様も名誉伯爵でしたし、親子揃って伯爵位就任ですよ?」
「笑っておる場合ではないぞ、クリスよ。其方にも肩書を与えるつもりじゃからな。それは、特任参謀補佐じゃ。ザンテのサポートをしっかりと頼むぞ。因みに、特任参謀補佐には子爵位相当の権限を与えるつもりじゃから、よろしく頼むぞ!」
「えぇっ!? 私のような子供にそのような権限を与えては問題になりませんか!?」
「そのくらい何とかできねば、家臣団なんぞ作れぬ。それに、其方の人となり、そして実力は十分に理解しておるからの。其方であれば任せられると思うておる。それに、市井の臣から集めるのは優秀な人材であり、年齢、性別、種族は一切不問としたい。唯一の条件は我が王国の国民であることだけじゃ。良き人材をたくさん集めてくれ!」
『師匠もクリス先輩も良かったな!』
「そ、そうじゃ! 殿下、ユーマには何かないのですか?」
「そ、そうですよ。ユーマも何か肩書を与えるべきです!」
「ふむ。私はまだユーマと話したことがないので人となりは分からん。じゃが、ザンテを現役に復帰させることができた直接的な原因でもあるし、此度の戦いでも様々な魔法を詠唱して役に立ったと聞いた。それに、インテリジェンス・アイテムが家臣にいるというのは何か役に立つかもしれぬし、以前は異世界の民であったというのも非常に興味深い。よし、ユーマよ。其方には私の話し相手を命じる!」
『話し相手ぇ!? なんだそりゃ!?』
「殿下、話し相手とは一体どういうことですかな? 以前もお伝えしたように、ユーマにはスキルの制限があるせいで儂としか話ができないのですが……」
「そこがポイントじゃ。私とザンテ、クリスの三人での話し合いが、実はユーマも含めた四人での話し合いになるということじゃ。影の話し相手がいるというのは面白いし、実際三人よりも四人で話し合ったほうが意見も多く出るはずじゃ。それに、ユーマはインテリジェンス・アイテムになる前は異世界の民であったというではないか。我らの知らない有益な知識を持っているかもしれぬ。良き話し相手になるとは思わないか?」
『確かに、話し相手にはなれるかもしれないけど。ただ、話し相手っていうのは肩書としてどうなんだ? せめて相談役とか、もう少し格好の付くやつにしてくれないか?』
「殿下、ユーマは肩書の名前をただの話し相手ではなく相談役など格好の付くものにしてほしいそうですぞ?」
「なるほど、相談役か! 良いではないか、相談役。うむ、ユーマは私の相談役に決まりじゃ!」
『正直、王女殿下に相談されるようなことに答えられる自信はないけど、肩書が話し相手よりはマシか……?』
「実際にはユーマと話す際にはザンテを呼び出すことになる故、実質的にはザンテが相談役になるがの」
「周りはそう見るでしょうね」
「それは仕方がないじゃろう」
『師匠が周りから特任参謀兼相談役だと思われても問題ないならいいんじゃないかな。そんなことよりも、そろそろ外に出ようぜ。もうここに用はないんだろ?』
「そうじゃの。殿下、そろそろ外に出ましょう」
「そうしよう。リーナスにも我らが無事に洗礼の儀を終えたことを見せてやらねばな! よし、まずはこの部屋から出るぞ。大扉も私が外に出れば再び閉じるはずじゃ」
「部屋の外に出ると、次はあの大穴を越えねばなりませんね。こればかりはお師匠様に頼ることになります」
「うむ、任された。それくらい造作もないことよ」
そうしてクリス先輩を先頭に師匠、姉弟子殿と続いて祠がある部屋から外に出ると、姉弟子殿が言った通り、背後の出入り口には大扉が復活し、再び部屋は閉じられたのだった。因みに、部屋と呼んでいたこの場所には祠の間という名前があったらしい。まぁ、今さらどうでもいい情報だな。
祠の間を出ると目の前には大穴が俺たちの進路を塞ぐように空いている。やはり、姉弟子殿が祈りを捧げていた一時間やそこらでは修復されなかったらしい。まぁ、想定の範囲内だから問題なかったけど。
ということで、師匠が浮遊の魔法を姉弟子殿とクリス先輩に掛けて二人を宙に浮かび上がらせると、師匠自身は飛翔の魔法で宙を飛び、二人の手を繋いで牽引するように大穴を飛び越えたのだった。
俺は高いところが大の苦手なので、飛び越える最中は目瞑りたかったのだが、いかんせんこの身体(ボディ)には瞼がないものだから、まるで全天球カメラのようにその瞬間をずっと見続けることになってしまった。正直、苦痛以外の何物でもない。どうも高所恐怖症は転生しても治らないようだ。
その影響かどうかは分からないが、宙に浮いた状態だと魔素から魔力へ変換する効率がいつもよりも悪い気がする。魔法師による空中戦を実現するには、俺の高所恐怖症を克服するところから始めなければならないらしい。とりあえず、今は落ちないように頑張るしかない。
大穴を飛び越えると、そこからは来た道をただ戻るだけの作業だ。地に足がついた状態って何ともいえない安心感があるな。今の俺には足なんてないけれど、そんなことを思ってしまう。
道中は罠にだけ気をつけながらも、先を急いで進む。途中で魔物に遭遇したものの、師匠の魔法で瞬殺だ。特にドロップ品もないし、回収すべき素材もないのでただただ魔物を倒して先を急ぐだけだった。まぁ、それも地下四階層だけのことだったけど。
地下三階層からは師匠の魔法が効いていることもあって、魔物と遭遇することはなかった。それにしても、随分と効果時間が長い魔法だなと思って師匠に聞いてみたら、解除(リリース)するまで継続するタイプの魔法らしい。つまり、使用中は徐々に魔素というか魔力を消費するようだ。そこまで消費量の激しい魔法ではないらしいけど、こういうタイプの魔法もあるってことも覚えておいたほうがいいな。
そんなことを考えている間に、いつの間にか地上階へと戻ってきた。本当にあっという間だったな。だが、進んだ先に入口は見つからなかった。いや、入口らしき場所は見つけたのだが……。
『あれ、おかしいなぁ……?』
「どうしたのじゃ?」
『ここに入り口があったはずなんだけど、なんかでっかい岩で塞がってるぞ?』
「なんじゃと!?」
「ザンテ、何事じゃ!?」
「ユーマが申しますには、この辺りに入り口があったはずじゃと。それが、何故か巨岩によって塞がっていると申しております」
「ふむ……。確かに、この辺りの雰囲気には見覚えがあるな。ザンテよ、考えられる可能性を提示せよ」
「可能性として一番に考えられるのは、御者役のリーナス様が裏切ったということでしょう。儂らが洞窟に入ったあとに、何らかの方法で巨岩を置いて入口を塞いだ可能性があります。もしかすると、土魔法を使える魔法師が仲間にいたか、もしくは何らかの魔道具でも使ったか……」
『予めマジックバッグに巨大な岩を入れていたという可能性も考えられるな』
「ふむ。確かに、それが最も手軽な方法と言えよう。ある程度の収納量があるマジックバッグであれば、この巨岩を事前に収納しておくこともできるか……」
『でも、こんな岩ぐらい何ともないよな! こっちには土属性の魔物を屠ってきたベテランの魔法師が二人もいるんだからな! これくらい簡単に壊すことができるんじゃないか!?』
「もちろん、儂とクリスならばこの程度、簡単に破ってみせる」
「この程度、岩巨人に比べれば、造作もなく壊してみせますよ」
『それじゃあ、二人でやってくれ!』
「うむ! クリスよ、岩破砕撃(ロッククラッシュ)で行くぞ!」
「承知いたしました!」
「大地の力よ、岩を砕き、道を開け! 岩破砕撃(ロッククラッシュ)じゃ!」
「大地の力よ、岩を砕き、道を開け! 岩破砕撃(ロッククラッシュ)!」
師匠とクリス先輩の二人による岩破砕撃の魔法により、入口を閉ざしていた岩石は瞬く間に粉々に砕け散った。手練れの魔法師がいればこんなもんだよな。鉄の扉は開きっぱなしだったようで損害はなかった。本当に入口に巨岩を置いただけだったようだ。そうして、洞窟の外に出てみたら、既に日は沈んでいたのだった。
クリス先輩と姉弟子殿が洞窟の扉を閉じて、再び鎖をぐるぐると取り付けると南京錠を掛ける作業に移った。その間に師匠と俺は周囲を確認したのだが、御者役のリーナスの姿がどこにもない。というか、馬の姿も見当たらなければ、停めてあった馬車も見当たらなかった。うん、何となく想像していた通りだな。
『間違いなく、リーナスの仕業だろうな』
「それ以外には考えられんのう」
「想像できていたことなので、驚きはありませんね」
「三人とも、リーナスが裏切ると分かっておったのか?」
『姉弟子殿にも、ここを出る前に話しただろ? リーナスは怪しいかもしれないって』
「うむ、その通りじゃ。とはいえ、ここまで分かりやすく動いてくるとは思わなかったがのう」
「これでリーナス様が裏切った可能性が高まりましたね。そして、祠の間に岩巨人が潜んでいたこともご存知だった可能性があります」
「うむ。昨年のカロード王子の洗礼の儀にリーナス殿が魔寄せの瞳を持ち込んだ可能性は高い。じゃがのう……何か腑に落ちんのじゃ」
『どういうことだ?』
「どうもこうも、これではまるで犯人は自分じゃと言わんばかりではないか。本当にリーナス殿が裏切ったのであれば、このような分かりやすい状況証拠を残すじゃろうか?」
「確かに、例え巨岩で入口を防いだとしても、魔法師が二人もいるのですから簡単に突破されることは容易に想像ができたと思います。流石にここまで無傷で戻ってくるとは想像されていなかったかもしれませんが……」
「つまり、真犯人は他にいるということかの?」
『真犯人が他にいるのなら、それはそれで別に構わないんだけどさ。洗礼の儀に向かった王女を置いて馬車を持って何処かに消えるというのは、流石に近衛騎士としてダメなんじゃないの?』
「まぁ、それはそうじゃのう……」
「ザンテよ、ユーマは何と言っておるのじゃ?」
「はい。巨岩を設置したのがリーナス殿にせよ、真犯人が他にいるにせよ、殿下を放っておいて馬車ごと行方を眩ませるというのは近衛騎士としての資質に欠けるのではないかと申しております」
「確かに、その通りかもしれんな。リーナスに近衛騎士を務める資格はないかもしれぬ。そのことはあとでゆっくりと考えることにしよう。それよりも、これからのことを考えるのが先じゃ! 馬も馬車もなく、王都に戻ることになるのじゃぞ? 歩いて帰っていては到着がいつになるか分からん!」
『ゆっくりのんびり徒歩の旅を楽しむわけには行かないのか?』
「普段であればそれでも構わんじゃろうが、リーナス殿が馬車で先に王都に、王城に戻るとどうなる?」
『どうなるって言われても……あ、もしかして、俺たちが洗礼の儀で姉弟子殿の護衛に失敗したとか、そのせいで姉弟子殿が亡くなったとか、虚偽の報告をされる可能性があるのか!?』
「その可能性が高いの。それに、下手をすれば儂らは殿下を護衛役としての務めを果たせなかったとして、王国中に手配書が配られる可能性すらある」
『げぇっ!?』
「そうならないためにも、リーナス様よりも先に王都に到着したいところですが、流石に馬もなしでは難しいですね」
「それならば、ザンテの飛翔と浮遊の魔法で移動するというのはどうじゃ? ユーマがおれば魔素の心配もなかろう?」
「確かにそうですな。儂が飛翔を使い、殿下とクリスには浮遊の魔法を掛けさせて頂きます。王都まで馬車で三日は掛かりますからな、今から飛んで帰れば追い付くこともできましょう」
『その案、ちょっと待ったぁ!』
「どうしたのじゃ、ユーマ?」
『いやぁ、実は恥ずかしい話なんだけどさ、俺は高いところが苦手なんだよね』
「なんじゃ、そんなことか。そんなもの、目を瞑っておればあっという間じゃ」
『いやいや、俺には瞼がないから目を瞑ることなんてできないよ! それに、さっき大穴を師匠の飛翔と浮遊で超えているときに感じたんだけど、高いところにいるとその恐怖心が影響してか、上手く魔素を魔力に変換できなかったんだ。もし、これが空中で移動中に起こったらどうなるか……』
「空中で魔力が切れて、下手をしたら落っこちることになるか……。むぅ、どうしたものかのう」
「一体どうしたのじゃ?」
「実は、ユーマは高いところが苦手なようでしてな。それだけならばまだ良いのですが、高いところにいると魔素を魔力に変換するときに支障が出るそうで、下手をすると空中で魔力切れにより墜落する可能性があると……」
「むぅ、それはいかんの。では、身体強化を使って走って帰るしかないか」
「殿下、それではお師匠様の体力が持ちませんよ」
「それもそうか。さて、どうしたものかの。相談役のユーマよ、早速じゃが何か良い案はないか?」
『そういうことなら、便利な魔法があるぜ?』
「殿下、何やらユーマに策があるようですぞ。それで、どのような魔法じゃ?」
『これも覚えたての闇魔法になるんだけど、師匠は拠点移動(ポイントシフト)っていう魔法を知ってるか?』
「もちろんじゃ。消費する魔素が多い割に成功率が低いことから使う者がほとんどいない転移系の魔法じゃな。もしや、使うつもりか? あれは事前に記憶した拠点にしか移動できんが……まさか!?」
『もちろん、師匠の屋敷を拠点として記憶しているぜ?』
「でかしたっ! それならば瞬時に王都へと戻れるぞ!」
「一体どうしたのじゃ!? 何か良い策が見つかったのか!?」
「今、瞬時に王都へ戻れると仰っていましたが、本当ですか?」
「うむ。説明しても良いが今は時間が惜しい。ユーマよ、早速魔法を詠唱するのじゃ。魔法の行使は任せよ!」
『分かったぜ! 闇の魔力よ、拠点への道を開き、我らをそこへ導け! 拠点移動(ポイントシフト)!』
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