第30話
……時間が、ない?
「さっきは……その気じゃなかった、ではないよね?」
さっき……あ、
アタシはすぐ思い出して俯く。
「もしかして俺は遊ばれちゃった?」
「そんなっ……そっちの方が、」
どうしてそんな言葉が出てくるの!?
「誰でもよかった?キモチよくシてくれるなら。」
リオは呆れたようにアタシを見て笑った。
アタシは怒りと悔しさが込み上げてきて彼の頬を叩いてやろうと思った。
「誰でも良いわけない!リオだからっ……!?」
勢いに任せて腕を振り上げる。
だけど、アタシの右手は彼の左手によって簡単に遮られてしまった。
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