そもそも韻ってどうやって踏むの?

 韻を踏むには五十音が鍵になります。


 あ行とか行に伸ばし棒をつけて、声に出してみると、こんな音になりますよね。


 あ、ぁぁぁぁ

 い、ぃぃぃぃ

 う、ぅぅぅぅ

 え、ぇぇぇぇ

 お、ぉぉぉぉ

 か、ぁぁぁぁ

 き、ぃぃぃぃ

 く、ぅぅぅぅ

 け、ぇぇぇぇ

 こ、ぉぉぉぉ


 伸ばし棒をつけて読むと『あいうえお』になります。みでも『み、ぃぃぃぃ』になりますし、はだって『は、ぁぁぁぁ』になるんですよね。不思議なことに。


 韻を踏む時には母音が大切になってきます。『あ、い、う、え、お』が母音と呼ばれています。


 ちなみに濁点は入ってる、『が』の場合は母音は『あ』になる。『しょ』みたいな捨て仮名が入ってる場合は捨て仮名つまり今回は小さい『ょ』が優先されて母音は『お』になる。


 本題に入ろうか。韻を踏むにはどうしたらいいか。


 そもそも『韻』とは、言葉の響きのことで、『韻を踏む』というのは、言葉の響きを合わせることらしい(自分も調べるまで知らなかった)


 韻を踏むには、とあるラッパー曰く母音の響きを合わせるのが大事みたい。


 それじゃ、試しに合わせてみよっか。お題は「経験済み」で。


 経験済みの『け』の母音は『え』ですよね。五十音のえ行(え、け、せ、て、ね、へ、め、れ)の中から言葉を選ぶと、『え』と同じ母音で韻を踏むことが出来ます。


 今回は『せ』でいきます。一番言葉の響きが良くて韻を踏んでたのは正拳突きでした。試しに文章に起こしてみます!


「その手の脅しは経験済み。お前に撃ち込む正拳突き」


 韻を踏むと、普段なら思いつかない文章を作ることができる様になります。


 偶にですが、韻踏むのに執着しすぎてわやくちゃな文章になってしまう時もあります。まあ、それも楽しいですけどねぇ。



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