6.平田教授の逮捕
第6話
「なんで平田先生が捕まるにょ!おかしいにょ!何とか助ける方法無いのかにょ!」
「偉い先生が捕まるのはおかしいにゅ」
「あれじゃない?ぷちこが先生に渡したコインと布切れ」
「そんなんで捕まるならでじこたちが警察行きにょ」
すると、ゲーマーズの前にパトカーが止まった。
「万世橋警察の者です!ぷちこちゃんはいますか?」
「ぷちこにゅ」
「君が平田先生にコインと布切れ渡したのは本当か? 」
「間違いないにょ、あれはぷちこが拾って平田先生に渡したにょ、でじこたち見ているにょ」
「分けわかんなかったから、ぷちこが平田先生に調べてもらったにゅ」
「この間のアキハバラ空襲で飛行機から落ちたんです」
「何?それが本当なら平田先生は無実の罪で逮捕されたことになる」
「アキハバラを探せばまだ落ちているかもしれないにゅ」
「おい、すぐに町中探せ!」
翌日、昨日の刑事さんがゲーマーズにやってきて何枚かのコインと布切れをぷちこに見せた。
「ぷちこちゃん、平田先生に渡したのはこれで間違いないな?」
「そうにゅ、こんな感じのものだったにゅ」
「よし、これで平田先生の無実は証明できる。すまんが3人とも名古屋に来てくれ!」
「でじこちゃん、平田先生はゲーマーズにとっても恩人です。いっておあげなさい」
「ありがとにょ!」
でじこたちは名古屋に着くと、早速名古屋駅の南にある警察署に向かった。
留置場には平田先生の姿があった。
「先生、起きるにょ!」
「おお、来てくれたのかい?」
そう言うと先生はあくびをした。
「のんきな先生にゅ」
「最近忙しかったからね、いい休息になった。名古屋の味噌カツ丼はうまかったぞ」
「先生、この子たちが証言してくれます、あと1時間でそこから出られますよ」
「では、荷物をまとめておくか」
「このコインと布はたしかにあんたが拾ったものなんだね?」
「そうにゅ」
「間違いないにょ!でじこたちが見てたにょ?」
刑事はしばらく沈黙した後
「おい、平田を留置場から出せ!釈放だ!」
3人は喜んだ
「ちょっと待つにゅ、平田先生が捕まったわけを知りたいにゅ」
「そうね、あんな偉い先生が捕まるならよっぽどのわけよね」
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