2.平田先生

第2話

「平田先生、何か分かっているのかにょ」

「うん、近いうちに北朝鮮から攻め込みがあると言われていてね」

「どうしてそれが分かっていてみんなに言わなかったんですか?東大教授ならみんな信じたはず

じゃない」

「だれに言っても今の世の中では信じてくれないよ」

「なんとかならないのかにょ」

「とりあえず外の騒ぎが収まらないと話にならない」

しばらくして外の騒ぎが収まったようなので外へ出てみた。

「ひどい」

「アキハバラの町は変わってしまったにょ」

ゲーマーズに戻ると、店はもちろん万世橋も跡形もなく消えていた。

「これが人間のやることか・・・」

「ひどいにょ!しかえしするにょ!」

「どうやって?」

でじこは平田先生の前に進み出た。

「平田先生、あんたさんはこうなることが分かっていたなら何か対策をやっているはずにょ!分かっていたならなんとかするにょ!」

「しかしな」

でじこは平田先生の襟首をつかんだ。

「ちょっとやめなさいよ、相手はえらい先生なのよ」

「いくらえらくてもアキハバラこうなるのが分かっていて防げなかったら意味ないにょ!

目からビーム!」

しかし、平田先生は鏡を取り出し、でじこの目からビームは鏡にはね返された。

「ギャアー」

「でじこ、大丈夫ゲマ?」

「でじこの目からビームを跳ね返したのははじめてにゅ」

「目からビーム」

平田先生はそれもはね返し、でじこのすぐ脇に大きな穴を作った。今度はでじこがその穴に落ちたのである。

「大丈夫か、今助けに行く」

平田先生は穴に落ちたでじこを探しに自分も穴の中に入った。ぷちことうさだとゲマも続く。

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