もし勧誘にあってしまったら

第25話

私は先の章で会員が退会したい場合を想定してちょっとしたアドバイスをしたが、最近ハッピーネットワークの勧誘がひどくなった。勧誘を断りたいが、どうすればいいのかと言うお便りをたくさんいただくようになった。

そこでこの章ではそうした方々に勧誘を断る方法をアドバイスしたいと思う。

端的に言えば、勧誘を受けたら返信するのもしないのもお勧めしない。どのような返信であれ、一呼吸置いたらまたあなたが入会するまで勧誘を繰り返す。これは退会した元会員とて例外ではない。それほど彼は必死なのだ。彼の元にあなたの住所が残っている限りいつまでたっても勧誘は続き、それはあなたが死ぬまで続くことになる。

ハッピーネットワークの被害状況を記した「ハッピーネットワーク悪質行為まとめサイト」やこの作品をサイトトップに張り付けてもある程度の勧誘除けにはなるだろう。しかしそれができるのはサイトを持っている人だけだ。ハッピーネットワークの標的になりやすいアナログの方々にはできない人が多いと思う。

そこで私がおすすめしたいのは、ハッピーネットワークの勧誘文書をそのまま国民生活センターや各地の消費者センターなどの消費者相談窓口に持ち込むことをおすすめしたい。こうした消費者相談センターはセンターの窓口の職員によって対応はまちまちではあるが、匿名且つ無料で相談に乗ってもらえる事がメリットとして大きい。すでにこうした消費者センターにはハッピーネットワークの勧誘に対する苦情や相談が寄せられているというから、こうした声を大きくして行政に動いてもらうのが最善の道と考えている。

またH氏としてもこうした行為をやられてはたまらないし、何度送っても消費者センターから注意を受けるだけだと知れば、少なくともあなたへの勧誘はやめるかもしれない。私の知る限りでは少ないが、こうした方法で勧誘を止めるのに成功した人もいる。

私はこうした一連のハッピーネットワークに関する相談者によくこう言っている。

「何とかならないかとつぶやくよりも、何とかしようという気持ちと行動が、明日を作るんだ!」

エンジニアの鉄則であるこの言葉を忘れないでほしい。

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