なぜ、こんなにもこの子が傷付かなければいけなかったのか。

傷みと、孤独。

その心の内を、私は知りようがない。

「頑張った、のね？」

でも、私にも分かる事もある。

莉茉ちゃんの頑張りも、辛い日々でも生きた、その強さも尊敬に値するわ。

自分なら、堪えられた？

孤独で、頼る人もいず、愛される事も、必要ともされない日々を。

「偉かったわ、莉茉ちゃんは。」　

私には、無理だ。

不安に、押し潰されてしまうだろう。

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