第6話



大雅は、怒るだろうけど。



「ふふ、」



そして、笑うんだ。




ーーーーそれが、私らしいんだと。




「ママの一番は、昔か変わらないわ。」



ゴメンね?



大雅を一番にしてあげられなくて。




「…………、莉依は?」




優茉の双子の妹、莉依が私を泣きそうな顔で見上げる。




「ママは、莉依が好き?」



「あら、当たり前でしょう?」



大切な、我が子。




私と、大雅の間に出来だ何よりも、守りたい宝物。




「でも、貴方達と莉茉おばちゃまとでは、好きの気持ちが違うの。」




誰にも理解が出来ないだろう。




私の、この思いは。

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