第21話 代表作に連載中作品はおすすめしない

 皆さんはどんな作品を代表作に設定していますか? 当たり前ですが、自作の中でのヒット作になるかと思います。ただ、これ以外にも考え方があります。今回は代表作の設定について持論を書いていきます。



パターン①星の多い連載中の長編を設定する


 一番多いパターンだと思います。星が多ければ、読者のお墨付きということですから。



パターン②星がそこそこある短編あるいは完結作を設定する


 こちらは①に比べるとマイナーと言いますか、少数派になると思います。



 この二パターンの場合、私は短編を代表作に設定することをおすすめします。なぜか。長編の場合は、連載中の場合が多いです。つまり、露出の機会が多い。そして、作者のホームページを見ると、更新作品→代表作の順に表示されます。代表作に連載中の作品を設定すると、せっかくある二つの欄を使いきれていないことになります。



 連載中の作品はランキングから読者が来ることが多いです。もう一つは近況ノートで興味を持ち、一作読んでみるか、と言う場合です。ここで後者の場合、連載中の作品だと、果たして完結するのか? という不安が頭をよぎります。一方で、短編や完結作なら安心して読めます。簡単に言えば、代表作はあなたの作風を知るための名刺の役割を果たします。



 少し話が逸れますが、長編を代表作に設定する場合は、読者の定着を目指すことができます。一方で短編、完結作を設定すると、多くの読者にアプローチすることができます。読者の定着か多くの読者へのアプローチか。長編の場合はすでに一定の読者が定着しているはずです。それならば、多くの読者へとアプローチする短編を設定して、作者フォロワーを増やす方が、今後の新作の読まれる確率がアップすると思います。



 今回のまとめ

・代表作は星の多い短編もしくは完結済み作品がおすすめ。

・読者の定着を狙うなら、代表作は長編を、読者へのアプローチを目指すなら、短編もしくは完結済み作品を設定する。

・最終的には筆者の判断になるが、更新作品、代表作品の二つの欄を有効活用するという視点も持つ。

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