【年間9位】🔰カクヨム初心者に向けた創作論~埋もれずに読まれるために~

雨宮 徹@クロユリの花束を君に💐

カクヨム初心者編

第1話 意外と重要なプロフィール欄

 みなさん、カクヨムを始めたばかりで(もしくは始めようとして)、右も左も分からないと思います。今回はみなさんが一番最初にされるであろうプロフィールの設定についてです。「え、プロフィール? そんなの好きに書けばいいでしょ」という声が聞こえてきそうです。その認識は誤りです。



 ひとまず、次の三つのプロフィールを読んでみてください。




「SFとミステリーが大好物です!ショートショートメインです。代表作は……です。影響を受けた書籍は……です」


「2024年4月にカクヨムを始めた〇〇です。好きなジャンルは異世界転生ものです。憧れの××のような作品を書きたいです」


「しがない三文小説作家です。なにとぞお願いします」



 みなさんはどれが良いと思いましたか? おそらく答えは一番目と二番目で半々くらいかと思います。三番目はダメです。これは断言します。



 一番目のプロフィールは私のものです。最初の一言でSFとミステリーが好きなことをアピールしています。次の文で自分はどんな作家か意思表示しています。



 二番目は即席で考えました。三番目も同じくです。



 さて、一番目と二番目のプロフィールの差は一文目だけですね。あとは書き方が違うだけです。しかし、この一文目が重要です。読者あるいは作者が欲しい情報はです。いつ始めたかは不要です。



 プロフィールの内容ですが「好きなジャンル、書くジャンル>代表作>好きな作品、他の情報」の順に書きましょう。なぜか。



 これは私のプロフィール欄を見てもらえたら分かりますが、一定の文字数を超えると「もっと見る」と表示されます。そこを押さないと続きが読めないわけです。なので、冒頭に重要な情報を持ってくる必要があります。



 他にも理由があります。みなさん、小説家としてカクヨムに登録するわけですから、好きなジャンルの方とコミュニケーションを取りたいかと思います。そういった人を探す方法は三つあります。


 まず一つ目が「好きなジャンルのランキングに載っている人の作品を読んで、面白いと感じたら小説家をフォローする」です。これもアリですが、コミュニケーションが取れるかは別問題です。売れっ子は芸能人と同じで、色々な人がフォロー、もしくは評価してくれるので、一人一人に向き合う時間が取れません。


 二つ目は「自主企画の参加者から興味を持った小説家を探す」です。この方法なら「ホラー作品募集!」とあれば作者は全員ホラー好きなわけですから、面白い人だなと思えばフォローしてコミュニケーションを取れる可能性があります。


 三つ目は「好きな小説家のフォローから探す」です。この方法はおすすめしませんが、一つの方法としてはアリでしょう。似た嗜好の人を探せるからです。




 どのような方法をとるにせよ、プロフィールは一文目から読みます。冒頭に重要な情報を持ってきましょう。これは他の人があなたとコミュニケーションを取ろうとするかの判断材料です。カクヨム仲間は多いに越したことはありませんから、ぜひプロフィール欄を工夫してお友達を増やしましょう。



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