ヒロインの友人Aになったので、とりあえず悪役令嬢との仲を仲介します。
墓守
第1話 ラノベ王道展開線発車注意報
〈貴女みたいな酷い人、見たことないわ!!〉
発した言葉に目眩がした。
どこか聞き覚えのある、懐かしい感じ……
わたしは…この言葉を、どこかで………
意識が遠くに飛んでいった。
ーー私は日本という平和な国で暮らすごくごく普通のオタク女子高生だった。
そんな誇り高きJKのブランドを持つ引きこもり系ヲタ女子の私には特に胸を張って主張できる趣味があった。それが《愛の国のアリス》。まあ、いってしまえばR指定のつくエロゲーなのだか。私はこの作品を愛し、日夜プレイをして某呟きサイトに感想を連投する日々を過ごしていた……
目の前にある風景はまさに!
《愛の国のアリス》のサイドストーリー、ヒロイン・アリスが悪役令嬢兼ライバル兼嫌み役のヴァイオレットに苛められ、見かねた友人Aが口を挟む、コア中のコアのファンのみが知る発生率0.003%(私調査)のモブ交友イベントpart36では!!??
そしてさっきのセリフを発した私はその友人Aということになるのでは!?←どうゆうことっ!?
つまり、つまり、つまり!!
私、推しゲーの友人Aになってる!!??
ラノベ王道展開キターーーーーーー!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます