(仮題)時巡

時巡

 大雨の中、咲希は走っていた。

 彼女に耳はもう何の音も受け付けることは無い。

 過去の記憶を頼りに、彼女が向かっている先は《時巡ときめぐり》の祠だった。


 遠くで雷が鳴っていた。

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(仮題)時巡 @kaede915

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