第14話

'いや、知らねーし'




「楽しいとか愉快とか煩いとか落ち着くとか、何かあるだろ?」





一見どれも正解に思えるけど、アイツ等はそれだけじゃ何か足りない気がすんだよな…。



まあ、俺が思ってるだけなんだけど。







'………妙な集まり'



「妙?」





真剣に考えてくれたらしい智樹の言葉に耳を傾ける。






'何つーか、謎'



ああ、やっぱり智樹から見ても謎なんだ…。






「やっぱ、そうだよな」




ハハッと笑った俺は、そのまま「ありがとな」と返して





'ああ。…そうだ、念のため病院行けよ'





順番的に俺が最初に切るはずだった通話を見事その一言で終わらせた智樹は、俺の耳にプーッ、プーッという音を煩いくらいに響かせた。





やっぱ、アイツ等謎だよな。



良く言えば個性的。



悪く言えば妙な集まり。






「そんな奴等と気が合うってことは、俺も妙なのかねー」





お気楽ご気楽な俺は、ふざけたように語尾を伸ばして、ベッドに倒れ込んだ。





ま、妙でも何でも、楽しいから問題はない。





妙なグループ

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