第15話


「………………えっ、?」




私は呆けたような顔を、最愛の夫である頼さんへと向ける。




「……頼さん、今、何て?」



「実は昨日、暁が自分のマンションに女性を入れて、住まわせ始めたそうだ。」



「!?」



 

みるみる、目を見開く。

 



「……暁、が?」



「あぁ。」



「本当に、女性を?」



「そうだ。」




力強く頷いた頼さんへの顔を、私は凝視した。

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