第13話



「そうだ、莉茉ちゃんに伝授してあげる。」




「何をですか?」




「ふふっ、男の喜ばせ方よ。」




「………!?」




えぇっ!





目を見開く。




「………、でも、」




ここ、お店の中だし。







目をさ迷わせ、躊躇する私に、お母さんは良い笑顔を浮かべた。




「ねぇ、莉茉ちゃん?」




「はい?」




「きっと、暁も喜ぶと思うわよ?」




はい、




その言葉に、私は落ちました。








その後、お母さんの卑猥な内容に、私が赤面しどおしだったのは、言うまでもない。









教訓。



お母さんの教えは、半端ないので、外で話すには注意が必要です。

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