俺TUEEEEな小説が書けない人間

ゆずリンゴ

小説って難しい

※これはあくまでも持論となります。


カクヨムで人気なジャンルは何か……

それは異世界物です。

事実、総合的な週間ランキングのTOP10を占めるほとんど……場合によっては全てが、異世界系統のジャンルになっています。

手っ取り早くPV数を増やしたいのなら、なろう系小説を書くべきという話。

―――まぁ、それはそうとして最低限の

文章力があるのが前提であり、自分のような文章力たったの5人間がテンプレ異世界転生俺TUEEEEを書いても伸びない可能性が高いのですが……というか伸びる伸びない以前に 書けないのです。


それは理由は……小説の書き方的に自分に不可能だから。


前提として小説を創作する方法は大きく分けて2つあります。

1つは自分の知識・経験をかなめに書く。

もう1つは自分のを要に書く です。


1つ目の知識・経験を元にした例としては エッセイ、それこそ本作のような創作論が

主に当てはまります。


そして2つ目の想像・理想を元にした作品。

更に理想・想像を元にした作品は

『自分の経験・知識・想像・理想を元に考えた作品』

『自分の理想・知識を元に考えた作品』

に分けられます。

前者はホラーや創作の歴史系、ラブコメ

後者では異世界系、現代ファンタジーが当てはまります。


そして1つ目の作品に必要となる経験や知識の不足している私が主に書くのが2つ目前者の作品となります。

その理由としては私がタイプの人間だからです。

自分では不可能な体験も、小説のキャラクターに感情移入することで疑似体験のように気持ちだけでも楽しみたい……

となると理想のキャラクターやストーリーに自分の考え方や実際に経験した事を入れてで親近感を与える必要がある訳です。

―――となると、異世界系や現代ファンタジーは書けなくなるわけです。

いえ、書くことが本当に不可能という訳では無いのですが書く手が進まないのです。


異世界転生のなろう系・俺TUEEEEが好きな理由って人間のという性質が作用しているんですよね。アニメでちょっと変わったキャラクターを好きになるように、厨二病を患うように、そしてサイコパスに憧れるのと同じで。

ついでに逆張りしてしまう人間がいるのも同じ理屈で、『他の人と違う自分』というのに憧れるんですよね。

かく言う私も無意識に逆張りをしてしまう事は稀によくあります。

異世界転生物の醍醐味は『主人公最強!』

『美少女ハーレム!』『え?お前らが分かって無いだけで本当は強いですが?ざまぁwwww』『あれ、まだ俺なんかやっちゃいました?(無自覚)』などですが、こんなことは現実で起こりません。

相当な有名人か『イケメン・美女・そういう才能の持ち主』で無ければハーレムなんありませんし、筋肉ムキムキのマッチョでも無ければ細身のイケメンが『え、俺最強ですが?』と敵から美少女を守る事は出来ません。


そんな非現実的な事をカッコよく成し遂げてモテモテハーレムが出来るのならそりゃあ憧れると思います。

―――が、私の場合、感情移入出来なければ自分を当てはめる事も出来ません。

それに、あまりにも自分の理想と現実がかけ離れていると上手くキャラクターを作れないのです。仮に作っても自分では扱いきれないでしょう。


それでも実際にその設定で面白い作品を作っている人は多くいますが……

でもその多くは私と違って文章力が高くて知識量も経験も桁違いなのです。


最終的に何が言いたいかと言うと……

小説むず!ってことですかね。

異世界系なんて本当に難かしい。

流行りに乗って異世界作品を

作れば1行で矛盾したり、キャラクターが情緒不安定のおかしい奴になったりするので。

でもあくまでもこれは持論であり、真に受ける必要もまたありません。

人間は失敗を得て成長する生き物なので、色々なジャンルに挑戦して自分に合った書き方を模索するのも1つの道ですから。






















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俺TUEEEEな小説が書けない人間 ゆずリンゴ @katuhimemisawa

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