誰もがそっぽ向く私が主人公なわけありません 〜物語が生まれる世界で起きた姉妹の試練〜
利人
プロローグ
この世には数え切れないほどの物語が存在する。
吟遊詩人によって面白半分に語られたもの、代々口伝えとして繋がれたもの、筆を斬らずして名作として残ったものや、塵に埋もれてしまったものと多々ある。
その物語はどこから生まれたのか?
そう疑問に思うと常に、「そんなの作家がいるからに決まっているじゃないか」と大抵は言うだろう。
しかし、こう考えてみたらどうだろう?
物語が、作家の中で生まれゆく時を待っていたとしたら。
世界が、町並みが、人物が、あなたの想像の中で産声を上げようとしていたら。
一つの物語が作られていく世界があったとしたら。
作家の想像力に繋がっているそんな場所があったとしたら。
そう、あるのだ。
それは、物語の島。
誰かが話を思いつく限り、何処かにあり続ける島国。
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