第4話:つまんないなら自分の星に帰る?の巻。
なるほど、これがフローティングデバイスとやらか・・・魔法と科学の融合
って言ってたよな。
なんだか、あのポシェットまだまだいろんなもん出てきそうだな。
だけど誰か人が見たら、驚くよな・・・まあ、さっきからいろんな人とすれ違ってる
けど・・・。
そんなことを考えてたらすぐに家についた。
「あら、
「あ、母ちゃん・・・ま、いろいろあって一旦帰ってきた」
「気にしなくていいから・・・」
で、スモモちゃんをソファに座らせて一応注意だけしとこうと思ったら猫みたいに
横になってヤらしそうに尻をあげて伸びをした。
エロい・・・めちゃくちゃエロい。
僕はなるべくスモモちゃんを見ないようにして言った。
「あのさ・・・わざわざ派出所まで遅刻の理由を訂正しに来なくていいから・・・」
「あの五十嵐って先輩になに言っても通用しないんだから・・・だいいち君が悪い
わけじゃないんだからね」
「だけど・・・もとはと言えば私がワタルちゃんちにお邪魔したことで遅刻する
原因を作ったんですから・・・私、ワタルちゃんに迷惑かける訳にはいきません
彼女としては・・・」
「彼女としてはって?・・・いいの?スモモちゃんはそれで?」
「逆にワタルちゃんは私が彼女じゃイヤなんですか?」
「いや・・・彼女になって〜って告らなくてよくなったから手間が省けたけど」
「え?告白するつもりだったんですか?」
「まあ・・・」
「じゃ〜告白して私にワタルちゃんの気持ち告白して」
「え〜・・・面倒くさ・・・」
「もう彼女なんだろ?」
「言って?私のこと好きって・・・言わないと彼女解消〜」
「ね?構ってぇ」
「わがまま・・・自己顕示欲の塊」
「好きだよ・・・これでいい?」
「愛がこもってないですぅ・・・そこに愛はあるんかい」
「分かった・・・僕はスモモちゃんのことが好きです、彼女になってください」
「どうだ、これで」
「どうだ、これではいらない」
「よろしい・・・彼女になってあげちゃう」
「なんだかな〜将来尻に敷かれそう・・・いやもう敷かれてるんじゃいか?」
「彼女になっちゃったってことは私とワタルちゃんは恋人同士だからね」
「つうかスモモちゃん落ち着いてるけど・・・そもそも君はこの地球に
なにしに来たの?・・・それまだ聞いてなかったわ」
「彼氏を探しに・・・」
「え?そうなの?・・・ああ、そうなんだ・・・ってじゃもう願い叶ったじゃん」
「ニンフェットに帰らなくていいの?」
「私ね、毎日風俗で働いてることに疲れちゃったの・・・本当の愛が欲しいって
思っちゃったのね・・・でお店をやめて彼氏を作ろうと思ったんだけど
同じニンフェット人じゃつまらないと思って、他の星で彼氏を探そうと思って
いろいろ検索かけたら地球がいいよって案内が出たから、それでね」
「あと、私家族いないから・・・」
つづく。
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