第2話:おっぱい触ってみます?の巻。

「ってことは?君、地球人じゃないんだ・・・もしかして異星人?」


「今時、珍しくはないと思いますけど・・・」


「珍しいでしょ?異星人なんて・・・」


「地球人が気付いてないだけで、この地球にはたくさんの異星人が潜り込んで

住み着いてますよ」

「最近この地球も犯罪者多いって思いません?」


「まあ、そう言われると・・・僕、おまわりさんやってるからよく分かるよ」


「ね、犯罪のほとんどは地球に入り込んで来てる異星人の仕業なんですよ」


「そうなんだ・・・だけど、みんな地球人に見えるけど・・・」


「カムフラージュしてて人間に化けてるんです、だから人間には見分けがつかない

んですよ」


「じゃ〜君も?」


「私は私・・・このまま、この可愛いままです」

「キモ〜いクリーチャーじゃありませんから安心してください」


(自分で可愛いって言ってるよ・・・)


「それに私、君じゃなくて「スモモ・プラムプルーン」って名前です」

「それが私のプロフィール名です」


「スモモプラム?・・・プルーン?」


「あ、僕「等々力 渉とどろき わたるって言います」


「とどろき?わたる?さん?」

「よろしくお願いします、ワタルさん」


「よろしく、スモモ・プラムプルーンちゃん・・・スモモちゃんって呼んでも?」


「はい」

「ワタルさん・・・私、セクサドールなんです」


「なにそれ?」


「男性のために愛玩用として作られたのがセクサドールです」

「私の星ではニンフェット人が風俗にたずさわることは売春防止風俗法で禁じ

られるようになったんです」

「だけど全面的に風俗をなくしてしまうと逆に青少年の性犯罪につながるからと

私たちクローンが開発されて、そう言うお仕事に従事するようになったんです」


「どんなものでも、どこかに遊びを持たさないと破綻をきたしますからね」

「分かりました?」


「はあ・・・分かりました・・・愛玩用に・・・クローンね・・」

「地球じゃ人のクローンの研究自体ダメなんだけどね、スモモちゃんの星は

科学に寛容でかなり進歩してるんだ」


「科学だけじゃなく魔法も進歩してるんですよ?」


「魔法?・・・魔法だって?・・・魔法なんて非科学的じゃん・・・」

「え?スモモちゃんも魔法なんか使えるの?」


「はい使えますよ」

「あ、ごめんなさい、張りっぱなしのテント仕舞いますね」


そう言ってスモモちゃんは肩から下げてるポシエットから「伸縮式ハンドポインター」らしき物を出すと、ちょこんとテントに触った。

ししたらテントは見る間に小さくなっていった。

で、芝生の上に手の平より小さくなったテントと伸縮式ハンドポインターを小さな

ポシェットにしまった。


およよ〜って驚くのも含めて更に詳しい話を聞くためにスモモちゃんを

家にお招きした。


「便利なんだね、その指輪」


「必要なものは、みんな小さくしてこのポシェットにしまっておけるんです」

「いわゆる科学と魔法の融合です」

「でも普通の人にはハンドポインターはも使えないんですよ、魔法を使える

私以外は使えないんです」

「ハンドポインターは何種類かあってそれぞれ使用方法が違うんです」

色によっていろんな魔法が使えちゃうんですよ」


「科学と魔法の融合ね・・・しかもセクサドールって?・・・しかもメイドって」

「驚きてんこ盛りだね」


「そうそう私を抱きたかったらいつでも言ってくださいね?」


「まじ?唐突だな・・・女性からいきなりそんなこと言われたことないから

戸惑っちゃうよね」


「触るだけでもいいですよ・・・おっぱい触ってみます?」


「触らないです・・・僕はスモモちゃんの彼氏でもないのに、そんなことしたら

セクハラじゃないですか?」

「最近はモラハラとかパワハラとか、いろいろウルさいんですから・・・」

「おっぱい触ったり舐めたりするのはもっと親しくなってからでいいです」


「そうなんですか?私、セックスには抵抗ありませんけど・・・」


「それはスモモちゃんが風俗で働いてたからでしょ?」

「麻痺してるんですよ・・・一回リセットしたほうがいいですよ」

「そりゃ僕だって男ですから・・・したくないかって言われたら、したくない!!

なんてもったいないことは言いませんけど・・・」


「じゃ〜いいじゃないですか・・・ご自分の気持ちに素直になったほうが

いいですよ?」


「と、とりあえず考えときます・・・にしたって朝からなんてマズいでしょ」


「はい、じゃ〜やりたいって思ったらいつでも言ってくださいね」


「やりたいってね、女の子が・・・って言うより僕、今日完全に遅刻ですよ」


つづく。



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