第24話

「敵との話し合い」


 相手の一人が

 『二人で攻めて来て

  調子にのんな!!』


光ちんのシャツに

 相手の手が伸びた所を

 聖川が手を掴んだ

 『そう簡単に頭に

 手が出せると思うな』

 と言い聖川が

 『頭か幹部に話がある、

  小川っつったな?

 お前が四天王とか

 名乗ってんのか?』


 相手はこの勢いで一気にと

 思っただろうが、

 一斉に勢いは止まり、

 ゲーセンの前の歩道は

 相手の集団で渋滞中だ


 相手の中から

 二人出て来た

 『俺が頭の加藤

  こいつが関川

  あと小川

  今は幹部はこれだけだ、

  そっちの龍神はいないのか?』

 

 そこから数秒睨み合いに

 なったが、聖川が

 『あいつは祭り事が

  好きでな、

  無茶苦茶にしちまうから

  いねーよ』

  加藤が

 『ずいぶん舐めてんな、

  今やっちまっても

  いいんだぞ?』

光ちんが

 『そのやられキャラが

  言うセリフやめろ、

  つまらなくなる、

  とりあえずは、

  薪ヶ丘の真人の仇と

 うちの龍神を的にかけた

  ケジメだ』

関川ってブルドッグ

 のようなやつが

 『あんまなめんなって

  言ってんだよ、

  余裕こきやがって!!』

 とブチ切れているが、

 はいはい、と言う感じで

 無視をしている


 聖川が

 『お前ら明日仲間全員連れて

  こいよ、ケリ付ける

  ために来たんだ』

 加藤が

『何でお前等が仲間

 集めるまでこっちが

 待つんだ?』

 聖川が

 『バカだなお前こっちは

  10人程度で相手してやる』

 小川が

 『余裕のつもりか?

  罠か?』

光ちんが笑っている

 『そんなにビビんなよ

  俺たちはお前等と

  違って、武器も持たず二人で

  来てんだろ』


 その時俺と豊、涼は

 離れた所で、どんな感じか

 見ていた、喧嘩になっても、

 手は出さないつもりで。

 野次馬だ


 豊が『陸どうだ?』

『んー、あん中で

 俺たちの幹部レベルは

  一人か二人だな、

 ブルドッグ顔は涼がやれ

 同種だ』

 涼が『肩に軽くパンチを

 入れてくる』

俺は

『俺なら敵が来た瞬間殴る

けど問題ねーなー、

 アイツらの仲間の学校か

 いない強いヤツに期待するか』

涼が

『だから聖川が行ったんだよ』

 と言ったので、

 肩パンを返した

豊が

『でも幹部レベル二人でも

 人数多けりゃ

 時間取られると不利だな』

俺は

  『大丈夫だろ、

   まぁ力を見せ付ければ、

   ザコは機能しなくなるし』


と余裕こいた話をしていた

向こうは話がつきそうだ


 聖川が

 『何人で何校で来てもいい、

  一人は立ち会い人は連れて来い、

  明日の朝、

  海の見える公園に七時だ

  今工事中で、人が来ねー』


加藤が

 『本気で余裕こいてんな、

  必ず行ってやるよ』

 と言った瞬間小川に目をやった


 小川が鉄パイプを振りかぶったが

 聖川は小川のシャツを掴み

 思いっ切り引き

 近すぎて

 鉄パイプが逆に邪魔になる

 カッコウになり、

 小川は攻撃が出来ない


光ちんがエンジンをかけ

 『鉄パイプ振り回すなら

  使えるようにしろ、明日必ず来い』

  聖川もエンジンをかけ、

  またな、と

  相手と距離がないので

  頭突きをくらわし、

  『明日なザコ』と言い

  帰り道を走った


  俺たちも少し遅れて

  出発し、

  地元で合流し、

  ファミレスで話を聞いた

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