第24話
ドキドキする気持ちで体が硬直する。
あっという間に1階に着き、外へ出ると少し人目につかない場所でもう一度抱きしめられた。
この日、欲求不満のようになっていた私は途端に満たされ始めた。
ついさっきまで無口で私には何の興味もなさそうだった男の子と、今は抱き合っている。
その感覚に中々頭がついていかなかった。
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