第78話
その夜は、二人で私の家に帰宅した。
どちらからともなくキスをして。
どんどん夢中になっていく。
「 リョウジ。私だけを見て。
その人のこと、私が忘れさせてあげる。 」
リョウジが緩やかに微笑む。
『 そんなことしなくても、僕はもう
ユウミのことしか考えられないよ。 』
・・・
その夜は、濃密で優しくて温かくて。
この世にはもう二人しかいないような。
そんな夜を過ごした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます