『メイン料理のオマール海老のヴァプールと、

牛フィレ肉のポワレでございます。』

ギャルソンがメイン料理を運んできた。

ワインもペアリングしていただいて、

お料理も全て本当に美味しい。

でも、今はそれどころではない。

「リョウジ、教えて。目的は何？

それを達成したら、リョウジにはどんなものが手に入るの？」

思いの外、リョウジが優しい顔をする。

『ユウミ。それは僕からは教えられない。

ユウミが知りたいのは全て核心だから。

それに、せっかくメイン料理が来たんだ。

冷めないうちに食べよう。』

「でも、リョウジ『ひとつだけ言えることは』

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