第61話
「 リョウジ。おやすみ。また明日。 」
色んな気持ちを押し殺して、言う。
そんな私に優しく微笑み、頭を撫でてから
リョウジは私の家とは逆方向に帰って行った。
・・・
あの人の企みは何?
リョウジは何か隠している。
それが何か。
あと1ヶ月もしないうちに探らなければならない。
絶対に知らなければいけない。
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