第28話
「 リョウジは遊び人なの? 」
『 どうしてそう思うの? 』
「 だって、色々慣れてるから。
たくさん経験をしてきてるのかなって。 」
リョウジは少し考えてから言った。
『 まぁ、多分人並みには経験してるけど。
遊び人ではないよ。僕にはユウミだけ。 』
その言葉に、笑顔を添えるリョウジ。
「 じゃあ、色々大人の事情も知ってるの? 」
『 大人の事情??それは、どんな事情? 』
クスクス笑うリョウジ。
「 おうちに行って、裸になって。
そういうことも、するんだよね?私たち。 」
私がそう言うと
リョウジは急に真剣な顔になった。
少し間が空く。
『 ユウミが望むなら。
だけど、今はまだ必要ないよ。
だって、ユウミは僕に本気じゃないでしょ? 』
そう言って、リョウジが私の頭を撫でる。
『 学習意欲がちょっと高すぎるな〜。 』
苦笑いするリョウジ。
『 それから。
そういうこと絶対に違う場所で言っちゃ
駄目だよ?ホント、危ないから。 』
そう言って、リョウジはまた笑った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます