Day 2.
第15話
10:30PM。
私はいつも通り、コインランドリーに来た。
洗濯機に洗濯物を入れてコンビニへ向かう。
缶ビールを3本と、おつまみを買った。
戻ると、リョウジが来ていた。
『 あれ?これ、洗濯まわしてるのユウミ?
他の人がまわしてるのかと思った。
お疲れ様。僕も買ってきたよ。飲もう。 』
「 ごめん。お待たせ。 」
『 全然。今日は来ないのかと思った。
この前、僕が急にあんなことを言ったから、
純粋なユウミは考え直したのかなって。 』
「 いや、私も願ってもない話だったから。
さすがに、結婚前に一度くらいは恋愛経験を
積んでおきたかったし。 」
あの日からずっと
あなたのことを考えていました、なんて
絶対に言えない。
『 それなら良いんだけど。
とりあえず、座りなよ。乾杯しよう。 』
・・・
「 お疲れ様。来てくれて嬉しい。
リョウジにすごく会いたかったから。 」
『 そんなこと言うの?本当に恋愛初心者?
今までよく誰にも捕まらなかったね。 』
そう言って、リョウジは笑った。
「 だって、恋人ってこういうことでしょ?
甘い言葉を言い合って、スキンシップをはかる。別れ際はハグをする。
それはこの前、リョウジに教えてもらった。 」
『 学習意欲がすごいね〜。 』
またリョウジが笑う。
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