俺だけ異世界転生出来なかった件
Nakano Itsuki
第1話 突然やってきた異世界転生!全力で楽しむ!はずだった…。
俺の名前は龍崎。中学3年生だ。
今日も平凡な1日を過ごしていた…。
これといった趣味もなく、好きな子もいない。
そんな俺が、授業中していることは、
妄想だっ!
不審者がクラスに入ってきて、
みんなが怖がっているなかで不審者を倒して 女の子にキャーっ♡
って言われるやつ。
そんな妄想をして1人ニヤけていると…
教室のドアが勢い良く開いた。
そこには覆面を被り銃を持った男がいた。
いつもしてる妄想みたいに、俺は不審者を
倒す!なんてことは絶対無理だった。
その男は、銃を乱射し、
一瞬でクラス全員が射殺されてしまった。
気がつくと、俺は謎の空間にいた。
なんだよ、ここ…。
俺は生きてるのか?と困惑していると
「貴方は死にました。」
と言いながら誰かがこっちにやってきた。
「私はあなたの死後を任された女神です。
これから貴方には異世界転生してもら…」
異世界転生!?俺は驚いて女神の話を遮った。
漫画でしか見た事ない様なことが
本当に起こるなんて…。
勇者かなー!魔王かなー!美女かなー!
と異世界転生にワクワクしていた。すると
「誠に申し訳ないのですが、先程、貴方以外のクラスメイトを全員異世界に召喚したところ、
貴方の転生先が無くなっちゃった☆」
え、そんなことあるん?
俺の異世界モテモテ生活は!?
俺は聞いた。
勇者とか、魔王とか、目立つ
キャラじゃなくても大丈夫だからさ、ね?
俺はなんでもいいから転生したかった。
すると…
「だからさ、お前の転生先はもうねぇって言ってんだろ?さっさと諦めろよ。」
うん、なんかキレられてね?
俺だけ異世界転生出来なかった件 Nakano Itsuki @itsuki9221
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