飛雨

一閃

第1話

泣いてる人の涙を集め空が泣く

眠れず夜を越す人の孤独を集めて風が吹く

涙と孤独が出会った時

飛雨となり彼方此方かなたこなたに激しく打ちつける


誰かが泣いて 僕が笑うことで帳尻が合う夜は もういらない

雨に濡れて 風に吹かれて

僕は泣く それで誰かが笑えるなら


飛雨が激しく心を打ちつける

その涙を その孤独を見つけてくれと 言うかのようだ


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

飛雨 一閃 @tdngai1

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ