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「ずっと、連絡しなくてごめんな」
啓一の優しい表情。
覚悟を決めていた祥子も、そんな啓一を見たら涙が出てきてしまった。
「なんで?なんでずっと連絡くれなかったの?不安だったんだよ。ずっと……ずっと」
しっかり会おうと決めていたのに、心の奥に閉じ込めていた思いが、一気にあふれ出した。
「ごめん、ごめんよ」
啓一はそんな祥子の頭を優しくなでた。
「座ろう?」
啓一が祥子の背中を押して、二人はブランコに座った。
涙を拭いて祥子は啓一のほうを見る。
啓一はブランコに座り、なぜか遠いほうを見ていた。
何かを言い出しそうな雰囲気。
祥子はそんな啓一をじっと見つめながら、啓一の言葉を待った。
-SINKAからアナタに質問-
復讐を思いとどまった祥子。
自然消滅を受け入れて自分の道を歩みだした祥子。
そこに突然現れた啓一。
この真相はまだ分かりません。
まだ啓一の答えは分かりませんが、ずっと連絡をくれなかった啓一。
もしもあなたが祥子なら、そんな啓一を許すことは出来ますか?
↓自分ならこうする!をBBSにカキコしよう↓
##ICGZ97##
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