第11話

僕の心の傷と身体の傷。


消えることなど無い。


何度も思い出すだろう。


その度に何度も泣くのだろう。


何度も後悔して、何度も泣いて、


何度も死にたいと呟くんだ。


それを呟いたところで、僕の未来、過去が変わるわけではないのに。


だけど何度も悔やむんだ。


僕がこうなったのは、この家のせいではないのかと。


クラスメイトのせいではないのかと。


ずっとずっと、僕は周りのせいにして生きていくんだ。

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